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キャラメルひとつ。

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キャラメルひとつ。

1 - 第1話 キャラメルあげる。

♥

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2021年11月13日

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「はいどーぞ!」

俺の手元にキャラメルが配られる。

「あ、ありがとう…」

「いいの!いいの!このキャラメル、お母さんが作ってくれたの!」

満面の笑みで笑うその顔は、一瞬で俺を魅了させた。

「美味しいでしょ?」

「うん…」

「へへっ…僕はジミンっていうの。」

「俺はテヒョン。」

「テヒョンって言うんだ!よろしくね!」

「うん。よろしく!」

ジミンは初めての友達であり、初恋の人でもある。

でも最近、変なおじさんと一緒に来るようになった。







「あっ…ごめんなさいっ…」     「ごめんなさいっ…」

「ダメだろ?お母さんはもう居ないんだから。」

「っ…」




いつからだろうか。あの子から笑顔が無くなったのは。

〜10年後〜



「ジミンおはよ〜!」

「…おはよ。」


今日もだ。どうしたんだろう。

「ジミン。どうしたの?ずっと調子悪いし…」

「何も無いよ。」

何も無いわけないじゃん…ジミンの顔。すごく悲しい顔をしているんだから。




「行くよ。」

「えっ?」


俺はジミンの手を掴み、屋上まで走り去った。

自分でも何をしたか分からない。

でもジミンを楽にさせたかった。



「はぁはぁはぁ…」

「テヒョン…急にどうしたの?」

「どうしたのじゃねえよ…お前、最近おかしいぞ?」

「…」

「俺はお前が心配なんだよ…大切な友達だから…」

「っ…」



1回息を整えたあと、ジミンはゆっくり話してくれた。


「実はさ…結構前から嫌な事があったんだ。」

「?」

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コメント

5

ユーザー

上手ですね👏

ユーザー

続きみたいです

ユーザー

初のノベル…結構上手くかけたんじゃない!?

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