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こんにちはあです
こちら我々だ!様の二次創作作品となります
軍パロ嫌われシリアス系ですがハピエンですのでよろしくお願いします
注意事項⚠️
こちらChatGPTに設定と物語を説明して改良したものです。
地雷さんはまたご縁がありましたらよろしくお願いします
では、始まります。
プロローグ ー疑念ー
作戦は――失敗した。
「敵の伏兵に、こちらの奇襲が完全に潰された。まるで、作戦内容を事前に知っていたかのように」
トントンの低い声が、重く響く。
静寂の中、紙をめくる音だけが耳につく。
「つまりは、内部に情報を流した裏切り者がいる……ということやな」
ゾムが椅子の背にふんぞり返りながら呟いた。声は軽いが、目は笑っていない。
「証拠はまだ不十分だ」
ロボロが眉をひそめる。
「決めつけるのは早い。……でも、事実として、情報は漏れてた」
「ちょっと待ってくれよ」
鬱先生が口を開く。
「俺たちは全員幹部だ。そんな簡単に、仲間を疑うのか?」
「……疑われたくなければ、証明しろ」
シャオロンの声は鋭く、冷たい。
「作戦前、あんた、ひとりでどこにいた?」
「……通信室だ。暗号通信の最終確認で」
「誰か、それ見てたやついるんか?」
コネシマが腕を組んだまま、目を細める。
「俺らが命かけて突っ込んでる時、あんたひとりだけログ残ってないって――そら疑われても仕方ないわな」
「俺は……裏切ってなんか――」
「黙れ」
グルッペンが静かに口を開いた。
「内部情報が漏れたのは事実。そしてその時間帯、単独行動を取っていたのはお前だけだ」
誰も、何も言わなかった。
「ショッピ」
「……はい」
「記録は?」
「ログ、監視、すべて照合済み。鬱先生の移動経路だけ、確認できない箇所があります」
ショッピは伏し目がちに答えた。
手元の端末を握る指が震えていたのに、気づいたのは鬱先生だけだった。
「情報部隊の中心にいた者が、不審な行動を取っていた。それだけで、十分な根拠にはなる」
オスマンの言葉は冷徹そのものだった。
いつも冗談交じりに笑うその顔には、今は一切の感情がなかった。
「拘束する」
グルッペンの声が、最後の判決のように響いた。
「連行しろ」
「「ハイル・グルッペン」」
足音だけが、遠ざかっていった。
誰一人、声をかけてはこなかった。
俺が信じていた“仲間”たちは――
今や、銃口の向こうにいた。
最後まで読んで下さりありがとうございます
これからも連載しますのでよろしくお願いします。
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