テラーノベル
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地雷⚠️
銃
mtk wki
『可愛くてごめんなさい、って』
『言って』
wki視点
可愛くて、ごめんなさい…?
意味がわからない…
ヒリヒリと体が痛む
「…な、なに、…なんで…?」
ぼろぼろと溢れる涙や汗が
傷に染みてまた痛い
『…泣いてるの、若井。』
「ん、んぇ…?」
『若井、可愛いよ。』
可愛い、可愛い…って、…
「お、れ…かわいぃ…の?、…」
『うん、若井は可愛いよ。』
じゃあなんで…痛いことするの…?
「…お、おれのこと…すき…?」
『…当たり前じゃん。』
『なに、それ聞くってことはさ』
『若井は俺のこと嫌いってこと?』
元貴の顔が曇る
「へ?、や…ちが…」
『あっそ』
バチンッ
「ぃ゛あ゛ッッ…やめて…もとき…/涙」
『…なんか、飽きてきたな』
え、俺に…?
なんで…さっき…好きだって…
やっぱり俺なんかしちゃった…?
やだ、捨てられたくない…
嫌われたくない、
俺には元貴しかいないのに…
元貴しか…
「や、待って元貴ッ」
「やだぁ…捨てないで……/涙」
「ごめんっ、ごめんなさいっ…」
「いっぱい謝るから……!」
「捨てなぃで…」
「ひとりにしなぃで…/ポロポロ」
『…』
元貴は何も答えない
「…もとき、…/ポロポロ」
涙で前が滲んで視界が歪んできた
『…若井、』
名前を呼ばれ、反射的に上を向く
すると、額に冷たくて硬い感触
「…?、…ッッひぇぁ…っ!」
元貴が俺に銃を向けていた
『…』
「ま、もとき…?/涙」
「これ…怖ぃ、…本物、?」
俺の額からスッと離し、天井へ向けた
『ちゃんと見ててね』
俺が返事をする前に、1発、2発
天井に2つの穴があく
「っは、ぇ…/ポロポロ」
ほ、ほんもの…
再び俺へと銃口は向けられる
「や、…まってもとき…死んじゃう…」
「それ…、死んじゃうよ…?」
『僕の若井なんだよ、撃つわけないじゃん』
それを聞いてホッとしたのもつかの間
銃口は額から口元へ
「んぶっ…!」
「っ、あついッッ、ぃ…いたぃ…/涙」
銃口は撃ったばかりで熱い
『ほら、口開けてよ』
一度顔を背けるが、おってはこない
もとの位置に戻ると、
いい子、と頭を撫でられる
「ん、…」
『若井、あーん』
「ん、あーん…ぐふぁッッ」
つい癖で口を開けてしまうと
銃口を喉へ突きつけられる
「ん、ッッ…んぐぇッ、ふぁ…/涙」
『若井さぁ…』
『フェラ下手くそだよね』
「……ぇ、ふぇ…?」
急に…そんなこと…
喉が締まり、より苦しくなる
「、ふぁ…んぐ、ぅ…♡」
『これで練習して、
俺のこともーっと気持ちよくできる?』
元貴のこと…もっと…
俺は大きく頷く
『んふふ、いい子だね』
元貴が楽しそうに銃を動かす
「んぶっ、ぐ、ふぁッ♡、ん…ふぅ、♡」
「ん、ぐぅ…♡、んむ、ふぁッ…♡」
『可愛い』
『可愛いよ、若井』
怖い、
元貴がほんのちょっとでも
その指を動かせば、俺は死ぬ
でも…
元貴が気持ちよくなるなら…
もーっと気持ちよくなれるなら…
「んっ、ふぇあッッ♡ぁ、はぶッ♡」
『…偉いね、若井』
口の中から銃が抜かれる
「ッふぁ、…♡」
銃口は糸を引き、途切れた
『頑張ったね、若井』
『痛いこといっぱい…ごめんね、』
『今すっごく可愛いよ』
かわいぃ…かわいぃ…
おれ…かわいぃ…
「ありゃとぉ…♡」
『ふふ、好きだよ。』
元貴はしゃがんで俺を抱きしめてくれた
血と涙に塗れた俺を、
優しく抱きしめてくれた
あったかい…
あったかくて、安心する
俺の大好きな元貴。
「、俺も…すき、…だいすき…もとき…」
元貴は優しく微笑んで、
俺の胸に銃口を当てた
『若井、愛してる』
元貴は俺に深くキスをしてから
俺を撃った。
mtk視点
若井との甘いキスに血が混ざる
『…ゴクンッ』
途端に若井の力が抜け、後ろへ倒れた
『はぁ、綺麗…』
テーブルの包丁を手に取り、指を1本
切ったのは左手の薬指
それをひと口で口に入れる
『…ゴックン、ッケホ…』
『…これで、』
俺は笑っていた
今まで見たことないくらい、
笑っていた。
『これで、ずっと…』
『ずーっと、一緒だ』
『ね、若井?』
もう動かない彼に、
今世最後のキスをして
自分の顳顬に銃口を当てた
『愛してるよ、滉斗』
END
銃系大好き…
リクエスト感謝🥹🫶💕
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コメント
2件
作るのはやっっっっ!!! 最高でしたありがとうございます!! また書いて欲しいのあったら言いますね!!