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今日は平日の学校終わり、森に来ていた。
いつもより授業が早く終わる日程で早めに帰ってきていた。
何故かは知らないが夢が私の事を呼び出したのだ。
多分……よからぬ事だろうが親友からの頼みだから取り敢えず来た。
光「夢、なんの用?」
逆光でよく夢が見えないが目を慣らしながら夢がいるであろう方向を見る。
夢「光、来たんだ。」
光「ごめん、逆光で見えないから少し待って」
夢「分かった。」
そう夢が言った数秒後、深い瞬きから目を開けた瞬間に驚いた。
夢が少し高い台に上り縄に手をかけていた。
夢「じゃあね光」
そう言ったと同時に夢は首を縄にかけ台から飛び降りた。
光「夢!!!」
光は咄嗟に夢に向かってダッシュした。
ドサッ!
光「え?」
夢は首をかけた紐がちぎれそのまま下に落ちた。
光「ちょ、夢、大丈夫?」
焦りながらも急いで夢に近づくと夢は仰向けになったまま寝転がっていた。
夢「え、生きてる。」
光は冷静になり首吊り縄を確認した。
光「これさ、なんの紐?これじゃ自重でちぎれちゃうよ?」
紐は明らかに細く新聞紙をまとめる紙紐をふた周りほど太くしたものだった。
夢「はぁ」
そうため息を着く夢を取り敢えず膝枕し安静にさせる。
首をかけた瞬間に付いたのであろう。首に紐の細長い跡が付いている。
痛そうだったので絆創膏を貼ったあと、首に手を置いた。
夢「ごめん光」
光「だから言ったじゃんか死のうとする前に私に相談してって」
夢「だって光に死ぬ瞬間見て欲しかったんだもん」
光「はぁ、だったらもう少し一緒に居てから死んでよ。私はもう少し生きて欲しい」
夢「そっか……」
光「んじゃ、そろそろ家に戻って……」
夢「やだ」
そういい夢は私のお腹に顔を埋めた。
私はそっと夢の頭に手を置いた。