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#すのあべ
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「へい、先輩行きますよ!」
スパーン、という乾いた音が、カンカンに照りつける太陽の下で響き、コートの向こうから鋭い球が飛んでくる。 いつもなら難なく打ち返せるはずの球だが、理人の足は粘つく泥に捕まったように出遅れた。かろうじてラケットに当てるものの、ネットを超えることなく、理人はがくりと膝を突いた。
「ほらほら、どうしたんっすかぁ? 部長~。しっかりしてくださいよ」
山田のニヤついた顔が憎らしいが、言い返す気力も湧かない。理人は陽炎が立ち上るコートの上で、荒くなった呼吸を整えようと深く息を吸い込んだ。
ここは、学校近くにある市営の屋外コート。 珍しく蓮が呼び出したと思えば、そこにはラケットを握った山田が待ち構えていた。
普通の試合なら、こんな雑魚相手にミスをするなどあり得ない。だが、今は一歩動くたびに、尋常ではない量の汗が吹き出し、視界がチカチカと明滅する。
(夏休み中で良かった。……部活のコートじゃ、こんな無様な姿、絶対に見せられない)
視界の端では、蓮が日傘の下、ベンチにゆったりと腰掛けて試合を眺めている。その白い指先には小さなリモコンが握られていて、理人はぎりっと、血が滲むほど唇を噛みしめた。
屈辱的なことに、今、理人の後孔にはリモコン式のローターが挿入されている。 蓮と山田が揃っている時点で嫌な予感はしていたが、おもちゃを入れたまま炎天下で試合をさせるなど、正気の沙汰ではない。
「もう降参っすか? 俺に勝てたら、会長から解放されるってご褒美付きなのに」
「く……っ、誰が……降参なんか、するか……っ!」
こんな下衆に負けたくない。勝てば、あの呪縛から解放される。その一筋の希望に縋りつき、理人は震える膝を叩いて立ち上がった。
ラケットを握り直す手に力を込める。だが、一歩踏み出した瞬間、体内の異物が「最大」の強度で激しく震え始めた。
「はぅ……っ!?」
ぐちゅり、と。粘膜をかき回す卑猥な音が、蝉時雨の中に響いた気がした。 不意を突かれた衝撃に、構える暇もなく身体がビクンと弓なりに跳ね上がる。
「はい、残念~。エース様、お留守ですよ?」
勢いを失ったボールは力なく山田のコートへ吸い込まれ、あっさりと打ち返された。理人はそのまま、焼けたコートの地面にへたり込んだ。
「……面白いか? こんなことして」
「当然っすよ。いっつも偉そうに威張ってる先輩が、こんな下手くそプレイかますんだから、笑いが止まんねぇって!」
山田の下品な笑い声が、遮るもののない青空に響く。 屈辱で視界が真っ赤に染まる。睨みつける理人を、蓮は楽しそうに口元を歪めて見下ろしていた。
(悔しい……こんな、卑劣なやり方に……ッ!)
立ち上がろうとするたびに、体内のそれを強く動かされ、再び地面にしゃがみ込む。 認めたくないのに、憎い相手のはずなのに。下半身には、裏切り者の熱い衝動がじわりと溜まっていく。
「なんで……こんな時に、反応して……っ」
必死に快楽をやり過ごそうとしていると、急に振動が弱まった。 今だ。理人は唇を噛み切り、よろめきながらも立ち上がった。
「ほらほら、頑張って~! もっと腰使わないと!」
「……あ、はぁッ、んんっ……!」
動くたびに、中で淫具が前立腺を執拗に擦り、甘い刺激が生まれる。 耐えようとするのだが、どうしても身体の動きが鈍ってしまう。
「は……っ、く、んっ……」
抑えきれない疼きに、腰が微かに震えだした。目の前が真っ白になり、全身が痙攣するように戦慄く。理人の意思に反して、体内のそれは休む間もなく暴れまわり、容赦なく「聖域」を刺激し続ける。
(駄目、耐え切れない……このままだと、俺――!)