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まさにそれは 、 否 、 まさに あの方は
江戸川乱歩 だった 。
江戸川 「 … 新人君 ? 何 ぼけっとしてるの ? 」
綺麗な翡翠色の瞳で此方を見詰めてくる 。
「 … 嗚呼 、 申し訳ありません 。 少し社内の内装の綺麗さに少々視線を奪われまして 。 」
きっと用務員が掃除をしているのだろう 。 とても綺麗になっている 。 それもあったし 、 この目の前に居る方のことを考えていたなんて 最も言える事ではない 。 言い訳が出てきた事に少し安堵した自分が居た 。
国木田 「 この方は 江戸川乱歩さん 。 武装探偵社の名探偵だ 。 」
国木田くんが手を差し 、 "乱歩さん"に手を向ける 。
江戸川 「 そ! ぼくは探偵じゃないよ ?
"名 探 偵" ! 」
少し自慢げにそう話す乱歩さんを眺めるのが楽しいと感じた 。
「 … 宜しくお願い致します 。 乱歩さん 。 」
無礼の無いように 、 私はお辞儀をして
にこ 、 と 微笑む 。
江戸川 「 ああ 、 うん ! 」
にこ 、 と 微笑んだ乱歩さん 。 笑顔がとても輝いていた 。
「 …. ねえ 、 国木田くん 。 あの 乱歩さん って人 凄いの ? 」
少し偉い態度をとっている 乱歩さんを見ては あの時の様子とは別人のように見えて 国木田にそう尋ねた 。
国木田 「 嗚呼 。 とても凄いお方だ 。 異能力 超推理 を 使って 、 事件を解決していくんだ 。 ここは探偵と同じかもしれないが 、 超推理 は 資料や 事件に関するものをみるだけで 事件の真相が頭の中に浮かび上がる という異能力だ 。 」
そう 詳しく説明する国木田くん 。 内心 反応以上に驚いたが 私は落ち着きを取り戻した様子を演じた 。
「 えぇ 、? そんな異能力あるんだね 。 」
そんなことを言いながら 乱歩さんの後ろに回ろうとする 。
国木田は 無礼のないように 。 と 私に 追い打ちをかけ 仕事に戻った 。
江戸川 「 … はぁあ .. 君の演技に 付き合うのも 飽きるねぇ 。 」
溜め息を吐きながら 此方を凝視する 乱歩さん 。 私はどのような心情かも分からず 、
「 …. この口はよく仰いますね 。 」
乱歩さんの口を勢いよく掴むように塞いだ 。