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………せめて…
ここ(家)からは逃げなければ…
逃げたい。今すぐにでも。
でも………
もしバレたら…
ここにずっと居るのも危険だ。
だけど、ここから出て行って、そのことがバレた方が危険…
………………
桜「………はぁ、」(深呼吸)
ビビってたら何も始まらねぇ。
(自分の部屋から出る)
桜「………」
(父親の様子を伺う)
桜の父親「全く…あいつはいつも…!!考えただけで憎たらしい…、!!」
(桜に気づいていない)
桜(…よし、いける、!!)
(誰かに後ろから肩を掴まれる。)
桜の母親「……」
桜「っ…、!!」
まずい、まずいまずい、
何とかしねぇと、また始まる、!!
桜「…と、トイレ…」
桜の母親「………」
(無言で桜の肩を離して去っていく)
桜「………」
(トイレに入って考え込む)
ここからどうする…
このままじゃいけねぇってのは分かってる…
桜「………」
窓、!!
ここから…逃げれる…
桜「……っ…っ、」
怖ぇけど…やるしかねぇ、
今しか…ねぇ、!!
(ゆっくりトイレの窓を開けて、出ていく)
桜「………っ、!!」
桜「…はっ…はっ…はっ…」
(無我夢中で走る)
遠くに…もっと…遠くに…、!!!
やっとか…、やっと、この地獄が終わる…、!
桜「…はっ…はっ…」
桜「ゲホッ、ゲホ…!」
やばい…一気に走りすぎた…
くそっ…、咳が…、止まらねぇ、
(走るのを一度やめて少し休憩する)
桜「ゲホッ、ゲホ、はぁっ、」
息が苦しい…やべぇ…
フラッ
(倒れそうになる)
楡井「だ、大丈夫ですか、!?」
(倒れそうになった桜を受け止める)
は…、?
桜「ゲホッ、ゲホッ、はぁっ、はーっ、」
蘇枋「俺は水取ってくるから、にれくんこの子のこと見てて、!」
楡井「は、はい、!」
何で…
何で…俺を助ける…
(しばらくして蘇枋がペットボトルの水をもって戻ってくる)
蘇枋「はい、これ飲んで。」
(水を飲ましてくれる)
桜(ゴクッ、ゴク、)
(水を飲む)
桜「はぁーっ、はぁっ、」
楡井「少し落ち着いたみたいですね、!」
蘇枋「…?…そういえば君、どこかで__」