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小説「スクールINゲーム」
第4話前編【嫌な追加ルール】
「新しいルールだと…?」
急遽追加が決まったルール。その内容は…
「今から1時間、“プレイヤー”一人一人に銃を持たせます。その銃で鬼を殲滅してください。また、鬼を全て殺したらその時生き残っているプレイヤー全員をクリアとします。もちろん隠れていてもルール違反にはなりません。プレイヤー同士で殺し合っても違反にはなりません。ではどうぞ。」
アナウンスがそう言い終わった瞬間プレイヤー達の手に銃がパッと出てきた。
「本物の…銃……」
美琴は銃を持ってある想像をする。
とあるゲームでバトルロイヤルをする想像を。
「いける。確実に。」
普通にかくれんぼをしてクリアするか、鬼を殲滅して全員でクリアするか。
鬼も鬼でプレイヤーにタッチさえ出来ればプレイヤーはその場で体が爆発し死ぬ。
そう。この“恐怖のかくれんぼ”は、鬼VS人間を格段に表したゲームなのである。
美琴はフェモリーマートから体を乗り出し楽しみに溢れている顔をして
「ショータイムの始まりや!!」
と言って鬼を殲滅しにいった。
その頃、陽菜は美琴のいたフェモリーマートにある休憩ルームに居た。そして配られた銃を片手にずっと手が震えていた。
「どうしよう…私、こんな物持って大丈夫なの?」
少しその銃を探っていると間違えて銃を発砲してしまった。
「!?ま、マズイかも!?」
するとフェモリーマートに鬼が三体ほど集まってきた。
陽菜は休憩ルームの掃除用具を入れるロッカーの中で息を殺して隠れた。
だがその時興味深い事が起きていた。
「なぁホントにここに居るのか?“プレイヤー”が。」
「間違いない、ここから発砲音が聴こえたんだ。俺の耳を舐めるなよ?」
「なんかウザイ。背中のボタン押してやろうか?」
「やめい。」
なんと鬼が喋っていたのだ。それと同時に陽菜はある疑問を持つ。
「……“背中のボタン”??」
第4話後編【必ず攻略方法はある】
お楽しみに
この物語はフィクションです。