「じゃあ、俺の部屋に来るか」
「いき…」いや、一条様の部屋に入ったら何されるか分からない。もしかしたら閉じ込められたり?あんなことやこんなことまで…ヤダヤダ!絶対にヤダ!
「行きません!僕の寮の共同のキッチンで作ってから行きます!」
あ、いいこと思いついた!毒とか入れたり、辛いもの沢山入れてみたりしたら仕返しできるかも!クックック…やってやるぜ!今日は冴えてる!
「ヤダね。ほら行く」と言って僕の腕を掴んできた
「え!ちょっと!強制連行!?」
「あぁ」
「あぁってなんですか!早く離してぇぇ」と言って全力で振りほどこうとするけど、力が強くて振り払えない。これじゃあ、辛いもの入れることもできないじゃん…残念すぎる…
そんなこんなで一条様のでっかいお部屋に招待されてしまった
なんで、僕たち貧乏Ωは2人部屋なのにαは豪華な部屋なんだよっ!
リビングとキッチン合わせて50畳ぐらいでキッチンはアイランドキッチン
キッチンの上には沢山の具材がある
しかも、見たことない具材!思わず「わぁ!珍しいものばっかり!」言った
「じゃあ、作ってくれるか?」
「うーん、どうしようかなぁ~なんかご褒美ちょうだい」
「褒美?プリン?」
「プリンはもういいです!まぁ、たまになら…いいですけど…違うものが欲しいです」
「どんなもの?」
どんなものって、美味しいもの?とか?どうせだったら高級なものがいいし!たまには和菓子もいいよね…栗きんとんとか?どら焼きとか、たい焼きとかも美味しいよね~夏になったらわらび餅食べたりして、あぁ、アイスとかもいいかも
いっそ、全部お願いしちゃお!
「栗きんとんと、どら焼きと、たい焼きと、わらび餅、が欲しいです!」
「結局プリンと似たようなものじゃないか」
「違いますー!どれも魅力的だし!和菓子だし!」
「わかった。今度渡すから作ってくれ」と言われたので、仕方なく準備をし始めた
一条様はどこかに行ってしまった
そして、具材の手前に置いてあった白いエプロンをつけると、レースの着いたふりふりエプロンだった
「なんだこれ!!」と思いつつも高い制服を汚したらダメだし…
とりあえずこれで我慢するか…
ビニール袋に入っている、ピーマン、人参、じゃがいも、玉ねぎを取り出した
人参とじゃがいも、玉ねぎと置いてあった牛肉で肉じゃがとピーマンを使ってピーマンの肉詰めを作ろう!
ピーマンの肉詰めを焼いて、肉じゃがを作った
お味噌汁も作った方がいいかな?なんて考えながら結局、お味噌汁を作ってピーマンの肉詰めと肉じゃがを作り終わった
並べて、一条様を呼ぶ
「一条様、ご飯出来ましたよ!!!」と一条様を呼ぶと秒で来た
開口一番に「そのエプロン似合ってるな」と言ってきた
「エプロン?」そういえば、付けてるの忘れてたァァ
最悪なところ見られちゃった…
何とか誤魔化そうと「こ、これは仕方なくです!仕方なく!」と言ってエプロンを脱いだ
コメント
6件
一条様の部屋確かに怖いね…(^_^;)エプロン…可愛いだろうな~(*^-^) 甘いも好きなゆずちゃん本当に可愛い! 続き待ってます!
ゆずちゃんの照れ隠し可愛よすぎ(*´ノ∀`*) 一条さまも用意周到ダッタ 主さん久しぶりに投稿ありがとうございます( ≧∀≦)ノこれからも応援してます☺️
最っ高!! てか、ご飯食べたのにゆずくんのご飯食べたくなっちゃった( ◜﹃◝)