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コメント
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─はぁ
俺は大きなため息をついた
それは幼なじみの冬が俺の気持ちに気づく気配が全くないからだ
結構アピールしている方だと思う
なんで気づかないんだよ
鈍感すぎだろアイツ
そんなこんなで片思い歴16年の俺は今日も奮闘中
どうやったら一緒にいて楽しいと思ってもらえるのか
どうやったら俺の気持ちに気づいてもらえるのか
まぁ今は現状維持大事だよな
恋愛感情がなくてもアイツの1番の友達であれるようになりたい
今はまだ俺の気持ちにそっと蓋をしよう
「律、おはよう！」
そう言って笑いかけてきた冬
笑顔が眩しすぎて直視できない
え、てか冬からおはようって声かけてもらえた！
まじか超嬉しいんだけど
そんなことを思いながら返事をする
「おはよう」
すると下を向いている俺の顔をのぞきこんできた
「大丈夫？顔赤いよ」
上目遣いで心配する冬
「なんでもねぇよ」
なんて小悪魔なんだ
あの顔で俺の心臓簡単に止まるぞ
まじでどうしたらいいんだよー
授業が始まるチャイムがなる
ちなみに冬の席は俺の斜め右前
つまり、授業中冬を見ることができるということだ
俺はまあまあ成績がいい
(↑冬に誉められたくて頑張って勉強してる)
だからちょっとぐらい先生の話を聞かなくても大丈夫
今思えば毎日冬のことを見ている気がする
ふとしたときに目で追ってしまったり
でも冬と目が合うことはあまりない
この恋、いつまで続くのかな
