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岩本と目黒が行くことになった。渡辺はいい顔しなかった。

専務は何とか目黒と娘が一緒になればいいと思っているから。

それでも、目黒はいつも渡辺をいじめる専務が許せない。

一筆書いた意味がない。

大事な舞台の前だし、ツアーのための練習もある。



岩本ー行くか?

目黒ーん。



2人は受付で来訪を告げる。

専務室に通される。

目黒がいるからご機嫌だ。



専務ーやあ!今日はどうしたかね?リーダーも一緒で。

岩本ー渡辺に何しました?

目黒ー本人は何も言いませんけど分かるんです。

専務ー別に何も?

目黒ー食事ができないんです。

岩本ー何か言われましたね?

専務ーあんなペラペラの身体でボクサーの役が務まるかなと思って辞退したらどうかと言っただけだ。

目黒ーこの紙、忘れてません?一筆書いていただいた意味がないですけど。

専務ーそんなもの、ただの紙切れだ。

岩本ー渡辺には、関わらないとありますけど?

目黒ーこの間、社長のところに行くと言いましたけど。

専務ーやめたまえ。

目黒ーもう渡辺に迷惑かけているんですから、社長のところに行ってもいいです。



狼狽えた専務。

だが、目黒は本気だった。

岩本は驚いている。

目黒が専務室を出ようとした。

岩本は、それに続く。



専務ー目黒くん!

目黒ー専務の娘と結婚させたいために渡辺に意地悪して、追いつめて苦しませてるの黙ってられません。



目黒は首からチェーンを取り出し指輪をする。

社長室にこのまま行くつもりである。

後ろから何か専務が騒いでいたが気にしない。

目黒と岩本は社長室に向かった。



岩本ーいいのか?社長に言って。

目黒ーあんな翔太くん、見てられない。いつも翔太くんが標的にされる。

岩本ーありのままを言うか?

目黒ー社長に嘘はつきたくない。



突然の訪問にも関わらず、社長は時間を作ってくれた。

目黒が言う。

6年以上前から渡辺に想いを寄せていて、1年経って、告白して1年想いを伝えてきて、やっと気にしてくれるようになった。


それから付き合い始め1年前、フランスで結婚式を挙げた。

それを城崎専務に知られ、渡辺がいじめられている。

自分たちに関わらないよう一筆書いてもらっている。

にも関わらず、渡辺を侮辱し、いじめる。

渡辺は目黒に言わず1人で耐え、食事が出来ず、眠れない。


舞台もあるし、ツアーも控えている。渡辺には関わらないよう注意してほしい。


目黒と岩本は社長にそう言った。

社長は、専務の一筆書いた文章を読んでいる。



社長ー渡辺は君の想いに応えたんだな?

目黒ーはい、それからずっと守ってきました。でも、専務に知られて侮辱発言され、いじめられています。

社長ー渡辺が大事かな?

目黒ーはい、これから先も大事にするつもりです。

社長ー岩本、グループの皆んなは知っているか?

岩本ー皆んなで守っています。

社長ー目黒、それは結婚指輪か?

目黒ー2人とも首からチェーンでつけてます。

社長ーファンの方には知られるな。

目黒ー気をつけてます。

社長ー城崎のことは分かった。何とかする。

岩本ーありがとうございます。

目黒ーありがとうございます。

社長ー目黒、結婚して良かったか?

目黒ー仕事、頑張れます。

社長ー渡辺にも、仕事を頑張るよう言ってくれ。

目黒ーはい、伝えます。



岩本と2人でスタジオに帰って来た。

皆んな心配して待っていた。

渡辺は静かに眠ってる。



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