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유리
16
坂田銀にゃん
15
‼️[お知らせ]‼️
なんと、この作品
200いいね突破しました🎉
🎉**200いいねありがとうございます!**🎉
いつも作品を読んでくださっている皆さん、本当にありがとうございます!
まさか200いいねをいただけるなんて思っていなかったので、とても嬉しいです✨
皆さんの「いいね」やコメントが、物語を書き続ける大きな励みになっています。
これからも「続きが読みたい!」と思ってもらえる作品を届けられるよう頑張ります!
今後ともよろしくお願いします!😊💖
スタートーー!
土煙がゆっくりと晴れていく。
崩れた地下資料室の入口。
その向こうに立つ、三つの黒い影。
銀色の長髪を揺らすジン。
無表情なウォッカ。
そして、静かに腕を組むベルモット。
地下室の空気が、一瞬で凍りついた。
ジンは拳銃をゆっくりと構える。
「長い追いかけっこだったな。」
コナンは美月の前へ立つ。
「ここで終わらせる。」
ジンは冷たく笑った。
「終わるのはお前たちだ。」
⸻
銃声
パンッ!
乾いた銃声が地下室に響く。
コナンは美月を抱き寄せ、床へ飛び込んだ。
弾丸は背後の棚を貫き、古い観測記録が宙を舞う。
「きゃっ!」
美月は息をのむ。
安室は柱の陰へ身を滑らせ、周囲を見渡した。
「博士! 灰原さんを!」
「任せるんじゃ!」
阿笠博士は灰原をかばいながら奥へ下がる。
⸻
ベルモットの視線
ベルモットは銃を構えたまま、美月を見つめていた。
その瞳には、迷いが浮かんでいる。
(……あの子は、本当に何も知らない。)
十五年前。
命懸けで証拠を守ろうとした研究員。
そして今、その想いを偶然受け継いだ少女。
ベルモットは小さく息をついた。
「ジン。」
「何だ。」
「撃つのは待ちなさい。」
ジンの眉がわずかに動く。
「理由は?」
「SDカードの中身を確認してからでも遅くないわ。」
ジンは冷たい目でベルモットを見る。
「甘いな。」
「証拠は持ち主ごと消す。」
⸻
コナンの反撃
その一瞬の隙を、コナンは見逃さなかった。
腕時計型麻酔銃を構える。
(届くか……!)
シュッ!
麻酔針が飛ぶ。
しかし。
カン!
ジンは拳銃で弾き落とした。
「なに!?」
「同じ手は二度と食わん。」
ウォッカが前へ出る。
「兄貴、俺が行きます!」
巨大な体で棚を押し倒しながら迫ってくる。
コナンはキック力増強シューズのスイッチを入れた。
サッカーボールを蹴り上げる。
ドォン!
ボールは棚へ命中し、倒れた棚がウォッカの行く手をふさぐ。
「ぐおっ!」
瓦礫が崩れ落ちる。
⸻
暗号の完成
その混乱の中、美月は床に散らばった観測日誌を拾い上げた。
最後のページ。
数字。
42.17.09
ふと、隣に落ちていた星図へ目を向ける。
「……違う。」
「え?」
コナンが振り返る。
「これ、座標じゃない。」
「観測記録のページ番号でもない。」
美月は日誌を一冊ずつ開いていく。
42ページ。
17ページ。
9ページ。
それぞれのページの一文字目を並べる。
『ド』『ー』『ム』
「ドーム……!」
さらに次の日誌でも同じ数字をたどる。
今度は、
『シ』『タ』『ヘ』
「『ドーム、下へ』……!」
安室が顔を上げた。
「地下じゃない。」
「ドームの真下だ!」
コナンも気づく。
「地下資料室は囮だった!」
⸻
ジンの焦り
その言葉に、ジンの表情が初めて変わる。
「……何?」
ベルモットは静かに笑った。
「どうやら、私たちも騙されていたみたいね。」
ジンは拳銃を握り直す。
「証拠はまだ残っているということか。」
⸻
観測ドームへ
コナンたちは地下室を飛び出す。
崩れかけた階段を駆け上がる。
後ろから銃声が響く。
パン! パン!
弾丸が壁を砕く。
「急いで!」
安室が最後尾で援護しながら叫ぶ。
その時。
ベルモットがわずかに銃口をずらした。
本来なら安室に当たるはずだった弾は、壁に命中する。
ジンが鋭く振り向く。
「外したのか?」
「足場が悪いのよ。」
ベルモットは何事もないように答えた。
だが、その瞳はコナンたちを追っていた。
⸻
ドーム中央
巨大な望遠鏡の真下。
美月は写真を見つめながら床を探した。
「ここ……!」
星形の床タイル。
その中心だけ、少し色が違う。
コナンが押してみる。
カチッ。
低い音とともに、床がゆっくりと回転する。
その中から現れたのは、小さな金属製の耐火ケースだった。
「これが……。」
コナンは慎重に開ける。
中には一枚のDVD。
そして、一冊の手帳。
表紙には、こう書かれていた。
『倉橋俊介 最終観測記録』
美月は思わず息をのむ。
「これが、本当に守りたかったもの……。」
その瞬間。
背後から、冷たい声が響く。
「ご苦労だった。」
ジンだった。
銃口は、まっすぐ美月へ向けられている。
「ケースをこちらへ。」
誰も動かない。
静寂だけが流れる。
そして──。
ベルモットが静かに前へ出た。
「ジン。」
「その子は私が預かる。」
「何?」
「この子には、まだ聞きたいことがあるの。」
ジンはゆっくり首を振る。
「必要ない。」
「証拠を持つ者は、生かさない。」
ベルモットの表情が変わる。
「……本気なのね。」
「もちろんだ。」
ジンの指が引き金へかかる。
その瞬間──
バァン!!
別方向から銃声が響いた。
ジンの拳銃が弾き飛ばされる。
「!」
屋上の割れた天窓から、一筋の赤いレーザーサイトが差し込む。
低く落ち着いた声が響いた。
「そこまでだ。」
赤井秀一。
FBIが、ついに観測所へ到着した。
ジンは舌打ちする。
「……赤井。」
赤井はライフルを構えたまま静かに告げる。
「その証拠は、お前たちには渡さない。」
地下からは公安のサイレンも近づいてくる。
組織、FBI、公安。
三つの勢力が、ついに星見ヶ丘天文観測所で激突しようとしていた――。
⸻
――第8章 終――
次回予告
第9章「漆黒の追撃」
公安とFBIの到着により、観測所は大混戦となる。ジンは最後の手段として観測所の自爆装置を起動。崩壊を始める巨大ドームで、コナン、美月、蘭、安室、赤井が命懸けの脱出劇を繰り広げる。一方、倉橋俊介がDVDに残した「最後のメッセージ」が、15年間隠され続けた真実を語り始める――。
コメント
3件
あおいです🌷 第10話、めちゃくちゃ熱かったです!200いいねおめでとうございます🎉 ベルモットが美月に向ける視線の「迷い」、あの描写がすごく好きです。組織の冷徹な女というイメージの裏で、十五年越しの何かを彼女の中で揺らがせている…。最後の「その子は私が預かる」も、ただの駆け引き以上の重みを感じました。 暗号の解き方も「ドームの下へ」って、座標じゃなくてページ番号の一文字目を拾う発想、鮮やかで痺れました。赤井さんの登場で三つ巴の構図も決まり、次回の自爆装置+脱出劇がもう待ち遠しいです!