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コメント
9件
過去編...天才だし続きが楽しみすぎて 夜しか寝れないですっ
来たぁぁ✨ゆきちゃんの過去編~!!
. 本当の愛を教えて欲しい
. ~ お花達の約束 ~
🪷 : 水仙 / 🐰 : 幸兎
╍ ╍ ╍ ╍ ╍ ╍ ╍ ╍ ╍ ╍ ╍ ╍ ╍ ╍
〈 1話 : 思い出のペンダント 〉
俺は小さい頃、外に出たことがない。
そもそも記憶自体がないな…。
俺はどこで生まれ、どこで育ち、どんな人に出会ったのか…、よく分からない。
でも大切で大好きな人を残してどこかにいってしまった、そんな気がする。
まぁ、いいや…。
🪷「 ゆきちゃ〜ん!これなにぃ〜? 」
🐰「 なんだよ… 」
現在俺は、バカ水仙に俺の部屋の片付け、断捨離を手伝ってもらっている。
水仙がクローゼットを漁っていると奥に何かを発見した。
見てみると、140cmと子供の服だと思える服だ。
なにかの制服みたいで、38番という番号が書かれた札が服と一緒に置いてある。
構造的に耳に付けるっぽい。
🐰「 こんなん買った覚えがないぞ…? 」
🪷「 んー…子供服っぽいね! 」
🐰「 一応残して置こうかな…? 」
🪷「 マジかよ 」
一旦休憩をする。
俺はソファに座り、水仙も隣に座る。
すると、水仙が首に掛けているペンダントを取り、机に置く。
( 画像 : 湖珀 より )
綺麗なペンダントだ。
多分汚れたくないから置いたのだろう。
…てかそのペンダントどこで手に入れたんだ?
🐰「 …てかそのペンダントどこで手に入れたんだ? 」
思ってたことが口に出てしまい、咄嗟に口を抑える。
水仙はペンダントを大事に触りながら話す。
🪷「 これはね、ちっちゃい頃に好きな人がくれたものなんだよ 」
🐰「 おまえ好きな人居たのかよw 」
🪷「 でも…もう届かない所にいてさ… 」
🐰「 …ドユコト? 」
すると、水仙はバカ過ぎた俺の発言で笑う。
🪷「 バカすぎでしょww 」
🐰「 ばッバカじゃねぇしッ! 」
🐰「 てか好きの人の名前って〜?w 」
🪷「…ダイヤっていう子だよ 」
あれ…?俺はダイヤっていうのを知っている。
どこかで聞いたことがある………。
すると頭の中に2人の女の子の声が聞こえてくる。
?「 ねぇ.. また.. 人間に生まれ変われたら.. もういっかい..“愛してる”って、 言ってくれる? 」
?「 また…どこかでね…大好きだよ…」
と────
全部…全部思い出した。
すると急にゆきとが水仙に抱きつき、泣きながら言う。
🐰「 思い出したッ…全部思いだしたッ…、ごめんッ…ごめんッ…! 」
🪷「 急になに?! 」
俺は涙をこぼしながら言う。
🐰「 幼少期の頃のことを全部思い出したんだ… 」
🪷「 え、めちゃくちゃ気になる 」
🐰「 なら話していい? 」
🪷「 いいよ 」