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その日、𓏸𓏸はついに一度も病室に戻ってこなかった。
部屋の中は静まり返り、誰も入ってくる気配はない。

涼ちゃんは、世界とのつながりが完全に途切れてしまったような孤独を感じていた。


(もう誰にも必要とされていない……このまま消えてしまいたい――)


やり場のない思いを抑えきれずに、また手首に傷をつけてしまう。

いつもならすぐ誰かが来て止めてくれるのに、

今日は誰も来てくれなかった。


傷から流れた真っ赤な血が、ベッドのシーツを濡らしていく。

シーツはすぐに血だらけになった。


それでも誰も駆け込んでこない。

涼ちゃんは、ただぼんやり天井を見つめていた。

何も感じない心のままで――。

君の笑顔をもう一度

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