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第21話、読了しました。3人の距離感がさらに深まる回でしたね。特に照が「たまには自分の気持ちに忠実に」と罪悪感と快感の間で揺れる心理描写が生々しくて印象に残りました。めめの「ありのままの自分でいよう」という決意も、お互いを大切にしながらも自分の愛をぶつけたいというバランスが繊細で。最後の「これからの三人について」という切り出し、すごく気になります。どういう方向性を模索するのか、続きが楽しみです。
佐久間は照の向こう側に手を伸ばした。前にもこんなことがあった。仕事から帰ってきためめがベッドルームの入口に立っていた。
「めめ!」
照は全然めめに気づいていなかったので驚いた。
「れん、おかえり。」
佐久間はなんとなく、そろそろめめが帰ってくるであろうことを察していた。
「二人ともただいま。
てか、岩本くんはズルいね。俺が佐久間くんとイチャイチャしてたら怒るのに、岩本くんはいいんだぁ……」
「え、あの…これは……その……ごめん。」
「ちょっとムカついたけど、今日は早めに帰ってこれて気分がいいから許してあげようかな。それより、俺も佐久間くんに触れたいんだけど。」
めめは佐久間の髪に触れ、頬に触れ、胸元のホクロに触れる。
手は下へ下へと滑り降りて行く。
佐久間の露になった肌を確かめるように触ったあと、めめは着ていたYシャツを脱ぎ捨てた。
そして佐久間の隣に横になった。
3人で眠れるようにと買った特大のベッド。3人で寝てもまだまだ有り余っている。
照も佐久間の隣に横になる。
めめは佐久間の顔を自分の方に向け、軽いキスをした。
「今日もずっと佐久間くんのことを考えていたよ。」
「えっ、お前なぁ〜。嬉しいけど、仕事に集中しろよ。」
「ちゃんと大事なところでは集中してました。休憩中にふと…思い出してたんだ。」
「それならいいけど。」
二人は頭をコツンとくっつけて、クスクスと笑った。
「俺だって佐久間のこと考えてたぞ!」
照も負けずにアピール。
佐久間は照の方に向き直って、そかそかと言いながら、頭を撫でた。
頬が緩む照。こんなこと一つで喜ぶ照は可愛い。佐久間まで笑顔になる。
そんな二人の様子を見てて、めめが佐久間をバックハグしてきた。
いきなり抱きつかれたので、衝撃に驚いたが、肌と肌が触れ合って気持ちがいいと思った。
後ろ手に頭をポンポンする佐久間の腰に腕をまわす。
照も着ていたトレーナーを脱ぎ捨てて、佐久間の体に密着する。
そして照も腰に腕をまわした。
右後方からめめ。
左前方から照。
二人に取り合いされるのは少し……いや、だいぶ気持ちがいい。
二人は華奢な佐久間を挟むようにして寄り添った。
大きなベットの真ん中に男が三人。愛しい人を堪能する。照の手とめめの手が佐久間の体の上で交差する。
二人から与えられる快感に佐久間は体を震わせた。
自然と体が動く。
いつもの快感の二倍の快感。
めめが後ろからたくさんのキスをする。
首筋にキスをして舌を這わせる。
そして歯を立てた。
「ぁ……んふっ……」
体を仰け反らせた。
「気持ちいいの?えっちだね。」
めめはふっと笑う。
「えっちなのは……れ…んで…しょ。
あっ、ぃや…ん。」
歯を立てる度に声が大きくなる。
めめは楽しくなって何度も齧り付いた。
前からは照が佐久間の頬にキスをした。
沢山するのになかなか唇にキスしてくれなくて、佐久間は焦れったかった。
際どいところまでくるのに、焦らされている。首、鎖骨、ハートのホクロにキスをされる。もちろんそこも声を堪えられないくらい気持ちいいけど、照の唇が欲しかった。
ドSな王子二人に囚われたお姫様さながら。
「うわぁっ!」
今日一の大きい声が出た。
照は佐久間から離れて何が起こってるか確認した。
めめが佐久間のズボンの中に手を入れていた。
「うわっ、めめ、お前!」
照も負けじと佐久間のズボンに手を入れた。
「いゃん……二人とも…」
めめと照によって包まれた欲望は今にもはち切れんばかりだった。
2人の手が佐久間の欲望をまさぐる。
「ぃやぁ…だめ……」
「だめじゃないでしょ?」
「佐久間、ここ気持ちいいんだろ?」
「気持ち良すぎてっ…だめなのぉ……!」
めめと照は目を見合わせて笑い出した。
そして佐久間のズボンを脱がした。
露わになった佐久間の欲望。
先からネバネバの液が出ている。
「えろっ……」
照は佐久間の欲望を握り、そしてそっと口付けた。
「っん……!」
舌先で舐めてみた。
佐久間に激しい電流が流れる。
めめは指を舐めると佐久間の孔にあてがい、ゆっくりと指を進めた。
「あっ、そこは……だめ…っんぁ……」
指が1本入る。
思っていたより意外とすんなり入ったので、指を増やす。
少しきつかったけど、ゆっくり慣らしていけば、二本目の指も飲み込んだ。
「はぁ…はぁ…はぁ……」
「佐久間くん気持ちいい?辛いかもだけど、それだけじゃないでしょ?」
「っん、きもちぃ……早く……挿れて…」
その言葉にめめも照も箍が外れた。
まずはめめが横向きに寝たままの姿勢で佐久間の中にゆっくりと入っていく。
入ってきた時の何とも言えない圧迫感と痛み。でも、それさえ払拭するぐらいの気持ち良さに佐久間の体は震えた。
照は佐久間の欲望に口をあてがう。先を舐め上げ、そして咥えた。
あまりの刺激で佐久間はあっという間に果ててしまった。照の口の中に吐き出す。
照は佐久間のものを一滴も残らないように吸い上げて、飲み込んだ。
口を手の甲で拭い、ニヤリと笑う。
佐久間はあまりに恥ずかしくて、顔がありえないくらい赤くなった。
抗議なのか何なのか言おうとして口を開いたが、めめが激しく腰を打ち付けてきて、その快感に飲み込まれて落ちていく。
息が上がる。意識が飛びそうになる。それを必死でこらえる。
「まだまだいけるでしょ?」
そういってめめは腰をさらに激しく動かした。
めめのリズムに合わせて佐久間は喘ぐ。
照はまた硬くなり始めた佐久間の欲望を握りしめる。そしてゆっくりと上下に動かした。
「っんぁ……きもちぃっ……」
「佐久間くん、俺も気持ち良すぎて、もうイッちゃいそうだよ。我慢できそうにない。ねぇ、どこに出して欲しい?」
「いゃ、わかんない……はぁっ……
中に…中に……出してぇ……」
「えろいね。ほんとにいいの?じゃあ、中に出すよ?イクよ!」
めめは腰を激しく打ち付け、小さく呻いて、佐久間の中で果てた。
それと同時に佐久間も照の手の中で果てた。
「今度は俺のも受け止めて。」
そういうと照は佐久間の腰を掴んで自分の欲望をあてがい、ゆっくりゆっくりと挿れた。
「辛くないか?」
佐久間は頷く。
それを確認してから、ゆっくり腰を進めた。大切で壊したくなかった。
暖かい佐久間の中は、めめが放った精でベチャベチャだった。
佐久間の中はキュウキュウと吸い付いてくる。
めめに可愛がられたのに、まだ求めてくる佐久間が愛しかった。
「お前のここはどんだけ貪欲なんだよ。」
照はふっと笑う。
半分意識が飛んでいる佐久間。
今、誰に抱かれているか分かっているのだろうかと思う。
「佐久間、気持ちいいか?」
「……うっ…」
言葉にならない喘ぎ。
はぁはぁと肩で息をしながら、繰り返される快楽を華奢な体で受け止めている。汗ばんだ白い体が波打つその姿。綺麗だと照は思った。すごく艶めかしくて、照の欲望は佐久間の中で硬さを増した。
佐久間を仰向けにして、正常位で腰を動かす。
佐久間の全てが晒されて、その綺麗さに高揚する。こんなにも自分を興奮させてくれる存在があるなんて思ってもいなかった。
「はぁっ…ぁん……ひ…かる…」
「佐久間……辛くないか?」
「へんに……な…る…」
「大丈夫か?」
「もっと……あい…し…て……」
「愛してる……愛してるよ……佐久間が思ってるより……ずっと…」
佐久間はにこりとする。が、その顔は一瞬にして快楽に溺れ、切ない表情になる。
薄っすらと開いた唇に唇を重ねる。
唇を啄むと、それに合わせて佐久間も啄んでくる。
キスをしながら腰を動かす。
佐久間のいい所を突き上げると一瞬唇が離れて、息が漏れたような喘ぎが聞こえる。
ゆっくり優しく動かしていた腰がだんだん我慢できなくなって、激しさを増す。
佐久間を壊してしまうのが怖くて、激しく動かせなかったが、欲望には勝てない。気が付けば佐久間の意識が飛ぶまで腰を振り続けていた。先にイった佐久間を追いかけるように、照も佐久間の中で果てた。
佐久間はイった瞬間に意識を手放してしまった。
「ごめん……全然優しくなんかできなかった……ごめん…愛してる…」
意識を失った佐久間のピンク色の髪の毛をかきあげて、額にキスをした。
めめと照は、汚れた佐久間の体をタオルで拭い、めめは自分が着ていたYシャツを佐久間に着せた。
二人は佐久間に寄り添う。
二人で佐久間を愛していくと決めた日から、大切に大切にしてきた。大切にしすぎて、思い切り抱けたことがなかったように思う。体は何度か重ねたが、いつも佐久間を優先に考えて抱いていた。しかし今日は少し無理をさせて、思い切り抱いてしまったと照は思った。
罪悪感もあるけど、想いを体にぶつけることができた快感の方が勝っていた。照らしくないかもしれないけど、たまには自分の気持ちに忠実に生きてもいいのかなと思った。
めめは佐久間を愛しそうに見つめていた。
自分が与えた快楽に溺れていく様に、自分を抑えることが出来なくて、気が付けばめちゃめちゃにしていた。自分をそうさせてしまう魅力を佐久間は持っていた。
どんどん貪欲に佐久間を欲してしまうであろう自分。躊躇したけど
、自分の愛を佐久間にぶつけたいという気持ちは拭えなくて、ありのままの自分でいようと思った。
めめの思い、照の思い。そして今は深い眠りに落ちている佐久間の思い。色々あるだろうけど、最終的に同じ思いがあると思う。
「めめ、起きてるか?」
「起きてるよ。」
「あのさ、話があるんだけど。」
「話し?」
「これからの三人について。」
「これから?今のままじゃダメってこと?」
「ダメじゃないけど、ちょっと聞いて欲しい。」
「わかった。」