「つかれた~」
レモンイエローの水玉パジャマを着た杏葉は、ベッドにボフンと倒れこむ。
入学式を終え、中学校の同級生たちとランチの後にカラオケ。
そのままノリで晩ご飯も食べてきてしまった。
「今日は、なに歌ったんだっけ……」
遊びに遊んだけど、杏葉は空太のことを考えてばかりだった。
もちろん、楽しかったという記憶はある。
あわよくば、頭の中をカラっぽにできればと思ったけど……それは失敗に終わった。
「空太はどう思ってるんだろ」
すっかり男の人になっていた空太の姿を思い出す。
自分の知らない空太がそこにはいて驚いたけど、時間が経つにつれて懐かしさを感じた。
しかし同時に、温かい手で心臓に触れられているような小さな痛みも覚えた。
「空太と再会したのは、偶然なのかな」
それとも、これは運命なのだろうか。
恋愛*スクランブル
第4話 恋人の証
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