私達人間にも様々な性格がある。人によって得意分野や苦手分野があり、それが個性となる。しかしそれは同時に欠点にもなりうる。長所と短所は紙一重であるからだ。
例えば、真面目な性格の人物がいたとする。その人物はいつもきちんとしているから周囲からの信頼が厚くなるのだが、その一方で融通がきかず、何かあったときに臨機応変に対応できないこともあるかもしれない。真面目だからといって必ずしも良いとは限らないのだ。逆にお調子者であっても周囲を盛り上げるムードメーカーになる可能性もあるし、場合によってはトラブルを引き起こすことだってあり得る。この世の中には様々な人間がいるものだ。
さて、ここで問題なのは「どんな人間が成功するのか?」ということだが……実は、これに関しては明確な答えはないと言えるだろう。もちろん、それは単に「運」の問題ではなく、「努力して成功した人」「運良く成功できた人」といった違いはあると思うが、結局のところ「どのような人物であろうと成功する可能性を持っている」というのが真実ではないかと思う。
つまり、成功するためには「自分の望む方向へ自分を導いていけるか?」ということ。
自分が望む方向に自分を導けることが、すなわち成功する秘訣だといえよう。
「この人はこういう人だからこうしなければいけない」「あの人はああいうタイプだしこうすべきだ」等々、「人の性質から来る言動」を予想して対応することではなく、「自分は何をやりたいのか」を考え抜くことである。
「何かを成し遂げようとする時、人はどうしても他者の影響を無視することができない。しかし、たとえ他人の影響であれ、その人がどんな人間であれ、最終的に自分で決めたことであれば、それはもうあなたの人生そのものになるのだ」(ロバート・A・ハインライン)
他人の意見を参考にすること自体は否定しないが、それが「正しい」かどうかを考えることは重要だろう。
「誰かの意見を参考にするのは悪いことではないが、それに惑わされて振り回されてはいけない」ということだ。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!