我々だ短編集

tn「ﾊｧｯ、ﾊｧｯ、」

gr「大丈夫か、」

死んだ。

皆が死んだ。

戦争で、

負けそうなんだ。

tn「やだｯ、」

tn「皆ｯ、」

俺等は皆に言われるがまま、非難させられた。

でも、そのせいで、

インカムで無事を確認しようとしたら

syo「ｯごめんな、」

rb「最後まで、役た立ずだったな…」

そんなこと言って

喋らなくなった人達。

zm「もう、駄目かもな、」

zm「俺、エミさん守れなかったよ」

zm「弱いから。」

そんなゾムの、乾いた笑い声が聞こえた。

zm「今、いくからな」

tn「！駄目ｯ！！！」

せめて、せめて生きて欲しかった

自殺しなければ、

ゾムだけでも生き残れたかもしれないのに

あいつは罪悪感とともに死んだ。

tn「そんな、ｯ」

sn「ごめん、負傷者が多すぎるｯ」

「いたぞ！！」

sn「wそろそろ俺も、寿命かな…」

やめて

ni「最後まで、会えなくてごめんな」

やめて

kn「…ｯぁ、」

ut「大丈夫。最期まで一緒だから。」

やめて！！

tn「俺の」

俺達の！

tn「大切な仲間を奪うなｯｯ！！」

gr「落ち着くんだぞ！！」

もう、だめだ…

tn「ごめんグルさん」

tn「俺、もう無理だわ、」

ショッピもチーノもレパロウも

インカムに反応がなかった

死んだ以外にない。

場所も後にバレる。

gr「…待つんだぞ。」

tn「…」

gr「一緒に逝こう。」

tn「…ありがとw」

…最期に溺死で、

苦しみながら死んだ2人は、

これまでにないほどの笑顔だった。

ゾムとエーミールのところは

2人して罪悪感が溢れ出るような顔だった

ショッピとチーノは

死体が見つかってない

まだ生きてる可能性もあるけど

10年たった今でも見つかってない

焼け死んだ可能性が高いそうだ。

鬱、コネシマ、兄さん、ぺ神は

仲良く一緒に寝ていた。

息はなく、手遅れだった。

ロボロとシャオロンは

抱き合って死んでいた。

もう息をしていないその死体を。

らっだぁ達は悲しみに暮れながら

土に埋めた。

もう二度と見れないその笑顔の写真を

眺めながら今日を過ごした。

rd「…」