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──────みぞれ視点──────

「氷柱!!業火!!!雷雨!!!!」


私は、もはや絶叫に近い声で技名を叫ぶ。しかし、メテヲさんはそれを簡単に避ける。───不自然なまでに。先程まで左にいたというのに一瞬で私の背後に回ってくる。私の目で終えていないのか。しかし、それはおかしい。風が揺らいでいない。より早く移動するならば空気が揺れ、音が移動を告げる。それがない。熟練の天使でもそんなことは不可能だ。それほどまでの圧倒的実力。


「───ッ!」

「──いいね〜!やっぱりめめさんは強いな〜神様が求める理由もわかる!」


そう言って濁りきった瞳を輝かせる。天使、悪魔なんかじゃない。───戦闘狂だ。

戦いにおいて、メテヲさんは狂っているとしか思えない。


「私とも相手してよ。」


そう言ってニヤリと笑いながら蹴り技を披露するのは八幡さん。それに対し、同じく笑みをかえす。


「もちろん。と、言いたいけど。どうやら、他にいるみたいだから遠慮しとくよ。」

「…ふぅんなるほど?」


メテヲさんが残念そうな笑みを浮かべる。八幡さんが意味ありげに頷くと、突然、八幡さんが吹っ飛ぶ。そして、吹っ飛んだ八幡さんと反対方向ではぐさおさんが刀を構えていた。


「御相手します。」


ぐさおさんがそう宣言すると、一瞬で八幡さんとの距離を詰める。対メテヲさんが1人減る。属性無効化は意味の無い相手。それは、私との相性が悪いことを表していた。


「最後まで遊ぼッ!!」


その声と同時にメテヲさんは槍を構え、めめさんに槍をつきだす。めめさんはそれを鎌で相殺する。私は後ろから氷の剣を取り出し、メテヲさんに放つが、それは不自然なほどの速さで避けられる。その表情には余裕が浮かんでいた。


「めーめさん!大人しく投降して?それならめめさん以外は見逃してあげる。」


槍を大振りで振りながら、正確な一撃をめめさんに放つ、それをめめさんは私には理解のできないほどの速さで避け、逆にメテヲさんに一撃を突きつける。私も合間を縫って、様々な属性で攻撃をしてみるが、やはり、避けられる。自身の無力さを痛感する。自身の本当の存在を思い出し、力を取り戻してもなお、天使にすら負けるのか、と自身に対して叱責するが、今しても意味が無い。やることはめめさんのサポートとメテヲさんの妨害だ。

その時、めめさんの体の半分から大きな血飛沫が上がる。

───ブシャァァァアアッッ


そんな音ともにめめさんはガクッと倒れ───かける直前に何とか持ちこたえギロリとメテヲさんを睨みつける。私は目を見開き、その様子を凝視する。───今、メテヲさんは攻撃をしていなかった。なのにも関わらず、あんな怪我をするなんて、有り得なかった。


「───透明ですか?」

「違うよ。そんな小細工はしない。でも、メテヲは確かにめめさんに攻撃を当てたよ。」


そう言って薄ら笑を浮かべている。よほど、自信があるのだろう。そして、とメテヲさんは続ける。


「めめさんは無力化させて貰った。」


突然、訳の分からないことを言う。めめさんはすぐ近くに───そう思いながら横を見ると、めめさんの姿はなかった。


「───え…?」


私が思わず声を漏らす。だって、だって───。そんな、たった今事実だったことは訳の分からない言葉と共にかき消される。


「あははw!これやる度にみんなそんな反応するんだよね〜!おもしろー!」


そんな相手をバカにするかのような笑いが響く。そして、メテヲは話を続ける。


「それじゃ、みぞれさん。神を裏切った罪。ちゃーんと贖罪してね?」


そう言って、メテヲさんは私に槍を振り下ろす。他の仲間からの助けは絶望的だろう。

───壁を作る?意味が無い。だって、あんなにも自信のあった氷の壁を、まるで風船を割るかのように容易く壊されたのだ。

他に何か、何か、なにか──。

遂に、私は諦める。不可能だ。何も出来ない。


パキンッ


そんな氷が碎ける音共に、私の心臓は貫かれる。瞬間、私の体は燃え始める。私は属性の象徴。私が死ぬと、辺りに属性を大量に撒き散らしながら爆発する。安眠なんて、許されることは無かった。


「冥土の土産。みぞれさんはメテヲのことを勘違いしてるよ。」


薄れゆく意識の中、メテヲさんが抑揚のない声で話し始める。いや、抑揚がないのは私が感じることが出来なくなっているだけだろう。あぁ、私は間違えてしまったらしい。あぁ、バカバカしい。神なんて、救いをくれなければそれは崇められる物になんてなることは出来ないのだから。

───私と契約した神様は死んだ。その時から私は神を神と思っていない。そんなことを最後に私の瞳は閉じかけられるのを、必死に抑える。しかし、こういう時に限ってなぜだか、眠くなっていく。背後に浮かぶのはどこまでも明るいレイラーさんの姿だった。愛らしいレイラーさん。私は、そんなあなたに沢山助けられたのに。私は、何かを、返せ、た、か、な───


「───メテヲは神になったんだ。」



































ここで切ります!みぞれさん、退場です。個人的に氷のように粉々になって砕けるのが美しい散り方だな、と思ってたんですが、それだと精霊王の名に合わない気がしまして…。それにしてもみぞれさん弱すぎる、と思う方がいるかもしれませんが、完全に相性が悪いです。属性が強いみぞれさんと物理が強いメテヲさん。それと、能力の相性諸々…めっちゃくちゃ相性悪いです。本当に。メテヲさんが属性を手加減だと思ってるレベルなので…

本当にすみません。この物語は簡単に殺します。お気をつけを。

それでは!おつはる!

一明日を見るためにー

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コメント

10

ユーザー

え…?あのお猿さんであり戦闘狂である鉄砲玉メテヲが神…? 情報整理したいわ…

ユーザー

みぞれさん…今まででトップクラスに悲しいかも…

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