「や……やだ、やめよ? そういうの……っ、後ろからって、えっちすぎない……?」
夜。
ベッドの上にうつ伏せにされて、薄手のシャツを一枚だけ着た状態の涼音。
下はもう何も履いていない。
なのに、陸はその上に跨って、ゆっくり背中を撫でていた。
「……やめるなら、今ですよ?」
「……っ」
「でも、ここまできて“やめる”って言ったの、1回もないですよね」
耳元でささやかれ、涼音の身体がピクリと跳ねる。
「ちょ……やっ、声、近……んんっ♡ そこ……!」
腰のくびれ、背骨、肩甲骨──
ゆっくりと撫でまわす指と舌。
ゾクゾクする快感が、背筋を這って、下腹をずっとくすぐってる。
「ふ、ぁっ……♡ んっ、だめ、もうっ……っ♡」
「だめ、ですか?」
すっと脚を開かされ、むき出しのそこに、熱いものが押しつけられる。
「……んっ、ひっ……♡ んあぁぁっっ♡♡」
ぬちゅっ、ずぷっ……
奥まで、一気に。
やさしいようで深くて、敏感すぎる涼音には強すぎる刺激。
「や、んっ、んぁっ……♡ う、しろっ、そんな深……っ♡」
「“後ろからはいやだ”って、嘘でしたね。……ちゃんと、締めてる」
「そ、そんなんじゃ……な、っ、ふぁあっ♡♡」
パンッ、パンッと音が響く。
肌を打つ音と、ぬちゃぬちゃと濡れる音。
「っ……くぅ、涼音さん……気持ち良すぎて、やば……」
「やば……いのは僕だよっ……♡ う、ぅ、もぉ、んんっ……♡」
涼音の涙がシーツを濡らす。
口を押さえようとしても、
「んぁ……っ♡」って甘い声が漏れてしまう。
「や、ぁ、うしろ、奥あたってっ……♡ 気持ちいいの、に、やだ……♡」
「……やですね、それ」
「……え?」
「“気持ちいいのに、やだ”って。
だったら、気持ちいいだけにしてあげます」
ぐっ……ずちゅぅ……ッ
「やっ、やだぁあっっ♡♡♡ あっ、あっ♡ もうむりっ♡♡」
涼音の腰が抜けて、シーツに沈み込む。
「後ろからも、俺のこと好きになってください。
……今さら嫌とか言わせませんから」
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