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わた
#ルイ豪
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○ルイの部屋
「ふわぁー…。ルイ、まだ終わんねーのかよ」
テスト勉強が名目で集まったものの、豪恩寺は開始30分で飽きていた。
しかし、返事がない。
隣を見ると、ルイは気持ち良さそうに寝息を立てていた。
(ルイの寝顔可愛い…)
豪恩寺はそっと手を伸ばし、ルイの髪をなでる。
全く起きる気配がない。
「ルイ、好きだ。」
豪恩寺はルイの耳元に唇を寄せて言った。
顔を上げようとした、その時。
「……今なんて?」
「うわあああ!? お、起きてたのか!?」
ルイがうっすらと目を開け、じっとした視線を豪恩寺に向ける。その耳元は、隠しきれないほど真っ赤になっている。
「ボクのこと、好き…なの?」
「それは…!」
言葉に詰まり、後ずさる豪恩寺。
ルイは机から身を起こすと、視線を逸らしたまま、豪恩寺のシャツの裾をぎゅっと掴む。
「…逃げないでよ。言いたいことあるなら、起きてる時に、正面から言って。」
「ル、ルイ…」
「ボクだって、同じこと思ってなきゃ、こんなとこで寝顔なんて見せない」
消え入りそうな声で告げられたルイの本音。
豪恩寺は覚悟を決めたようにルイの手を握り返すと、今度はしっかりと目を見て、もう一度その言葉を口にした。