テラーノベル
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前回の続きです!
「…逃げないでよ。言いたいことあるなら、起きてるときに、正面から言って」
ルイの言葉に、豪恩寺の心臓がうるさいほど跳ねた。
逃げ道を塞がれた豪恩寺は、真っ赤な顔のまま、観念したようにルイのベッドの縁に腰を下ろした。
ルイは体を起こし、まだ眠気の残る潤んだ瞳で、じっと豪恩寺を見つめている。
さっきまでの余裕なんて微塵もない。
豪恩寺は膝の上で拳を握りしめ、喉の奥まで上がってきた言葉を、今度は逃がさないように飲み下した。
「……ルイ。さっきのは、独り言じゃねーよ」
豪恩寺が顔を上げる。その瞳は、いつになく真剣で、射抜くような強さがあった。
「俺、お前が思ってるよりずっと前から、お前のことばっか見てた。 ……レディ にモテたいとか、全部どうでもよくなるくらい、お前が好きだ。 … ルイ。俺と、付き合ってくれ」
静かな部屋に、豪恩寺の震える声が響く。
ルイは一瞬だけ驚いたように目を見開いたが、すぐにふにゃりと、見たこともないような柔らかい笑みを浮かべた。
「……遅いよ。……豪恩寺のバカ」
ルイの手が、豪恩寺の頬に伸びる。
「ボクも、ずっと待ってた。豪恩寺がこっち向くの。…ボクでいいなら、よろしく」
その瞬間、豪恩寺の緊張が弾けた。
「……マジで? ルイ、今『よろしく』って言ったよな!?」
「うわっ、急に大声出さないでよ……!」
嬉しさが爆発した豪恩寺は、たまらずルイの肩に顔を埋めた。耳元で「ルイ、ルイ……」と子供のように名前を連ねる豪恩寺に、ルイも顔を真っ赤にしながら、その背中に手を回す。
「……さっきの、もう一回言ってよ」
「えっ?」
「耳元じゃなくて、ちゃんと顔見て」
豪恩寺は少しだけ体を離すと、ルイの顔を両手で包み込んだ。近すぎる距離に、お互いの熱が伝わってくる。
「……ルイ、大好きだ。宇宙一、愛してる」
「ボクも…愛してるよ、豪恩寺…」
今度は逃げずに、まっすぐ視線をぶつける。
そのまま吸い寄せられるように重なった唇は、さっきの独り言よりもずっと、甘くて熱い誓いになった。
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わた
#ルイ豪