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前回の続きから前置き1話見てください😖🙏🏻
ーーーーーー青目線ーーーーーー
ないこからの以外な言葉に、驚きで声が出なくなる。今まで俺は、「居なくていい」なんて言葉ばかり浴びてきた。でもないこには、「俺は俺はまろにいて欲しい」って言ってくれた。胸の奥が痛む、俺なんか頑張っても意味ないって思っていたけど、ないこは違った。「配信遅れてもいい」なんて誰も言ってくれた事がなかった。
『……でも、そんなに優しくされると逆に無理になるかも。』
ないこが少し黙った。
『ないこのために頑張らなあかんって思うと、また潰れてまうかも。』
誰かのために頑張るということは、もう限界だった。……でも
ないこの言葉を聞いた時、少しだけ救われたきがした。
「まろのためでいいじゃん。」
ないこがそう返す。
「誰かのためじゃなくて、まろがやりたいと思えたら、それでいいじゃん。まろが“ずっとここに居たい”って思えるような場所、作りたいんだよ。」
ないこの言葉が、胸に深く染みていく。
『居たい、か…。』
そもそも、俺は趣味で歌っていたんだ。「歌いたい」から歌った、「みんなで頑張りたい」からグループに入った。なんでそんなことも考えられていなかったのだろうか。最近は、誰かのために使命的に歌っていた気がする。
『…ほんま、ないこには敵わんわ』
二人でふふっと笑った。その時、俺の心の中の張り詰めた何かが、解けた気がした。
『……ちょっと考えてみるわ。』
辞めるって気持ちはすぐには変えられないが、ないこが言ってくれたことを無駄にはしたくないから。
ーーーーーー桃目線ーーーーーー
「うん、待ってる」
その一言しか言えなかったけど、俺はほっとしていた。
まろがまた笑ってくれて、今までのまろに少しだけ戻ったような気がして嬉しくなった。
いつもより短いですが、740文字ありがとうございました^ᴗ ᴗ^♡
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