テラーノベル
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真相を追う中で、母の古い荷物を整理していると、一冊のカルテが出てきた。
「白石圭介 診断名:解離性同一性障害」
手が震えた。
診断日付は十年前。俺が高校二年のとき。
医師の記録にはこうある。
「患者は“妹・美咲”という人格を作り出し、現実の罪悪感を投影している」
「“妹”の行動は、患者自身の抑圧された衝動の発露と考えられる」
ページをめくるごとに、世界が音を立てて崩れていった。
“妹”は、俺の中にしか存在しなかった――?
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