水瀬Side
首領から呼び出された…
こんな朝から何事かと思い首領の部屋へ
入る
【コンコンコン】
『首領、水瀬です、失礼いたします』
俺がドアを開けると首領は悲しそうな顔を
していた一体どうしたというのか?
『…どうされたので?』
「…水瀬くん落ち着いて聞いてほしい…
久遠寺くんが不慮の事故で殉職した」
『はい?…』
どう言うことです…?久遠寺が死んだ…?
『なぜ、彼は優秀な殺し屋だったじゃありませんか…なのに、なんd((「水瀬くん…」
あぁ、失礼いたしました…。』
久遠寺が…殉職だって?その事について黒瀬は知ってるのでしょうか…?
『…首領、黒瀬には』
「…黒瀬くんには私の方から言うつもりだ…
『…左様ですか…。』
私は首領の部屋をでると一条さんから
久遠寺の最期、私に宛てた言葉を
述べられた
その内容はふざけている所もあったが
苦しく悲しく思えてならなかった…。
私は急いで自分の部屋に戻る、部屋に
入った瞬間全身の力が一気に抜けて膝から
崩れ落ちてしまった…。
『…貴方という方は本当に…
無茶をし過ぎですよ…。』
頬に涙が伝うのがわかる
『?…私は泣いているのか?』
彼とは親友だった…だが、仕事柄お互い
常に死と隣り合わせだったから
私の知らない 所で死なないでくれ、なんて言葉は口が裂けても 言えなかった…。
死因は子供を庇ったと一条さんが
仰っていた…。
『……。子供達を庇って逝ってしまうなんて…ほんと、貴方らしいですね…。』
視界がぼやけているのが嫌でも分かって
しまう…。
首領は不慮の事故だと仰っていた…。
あの人のことだから私達を悲しませまいと
あえて、伏せておいたのだろう…。
【数時間後】
私は顔を洗い部屋をでると黒瀬がお酒を手にもち、黙ったまま此方を見つめたかと思うと「着いてきてほしい」と、言われ黒瀬と共に久遠寺が生前 気に入っていた場所へ向かった、ふと黒瀬のほうをみると
泣いたのか顔に泣いた後がくっきり残っていたのだ…。
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