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しんさぁぁぁく
2作だけって言ってただけど、
書きたい欲が、あらまでね٩( ᐛ )و
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登場人物
桜司 桃(おうじ らん)
本作の主人公。
前世で大好きだったBLゲーム『君と僕のエンドロール』に転生した。
転生先は攻略対象でも悪役でもない、主人公の「友人」。
ゲーム知識を使って、できるだけ物語に関わらず平穏に暮らすつもりだった。
……はずなのに。
ゲームには存在しないはずの悪役令息・雨乃瑞から、なぜか昔から知っているような態度を取られる。
「俺、君とは初対面だよね.ᐣ.ᐣ」
その問いに、瑞は答えない。
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雨乃 瑞(あめの こさめ)
ゲーム内での悪役令息。
冷静で、他人にほとんど興味を示さない。
主人公の恋路を妨害し、攻略対象たちを敵に回すことで知られている。
ゲームでは最終的に破滅する。
しかし桃と出会ってから、少しずつゲームとは違う行動を始める。
桃に対してだけ、時々意味深な言葉を口にする。
「……君は、何も知らないほうがいい」
その言葉の意味を、桃はまだ知らない。
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暇 赫(いとま なつ)
攻略対象①。
王子様タイプ。
明るく、人当たりがよく、誰からも好かれている。
ゲームでは主人公と最初に出会う攻略対象。
しかし現実では、なぜか桃に対して妙な既視感を抱いている。
「……俺、前にも君に会ったことない.ᐣ.ᐣ」
紫崎 茈(しざき いるま)
攻略対象②。
生徒会長タイプ。
冷静で頭がよく、周囲をよく観察している。
桃の些細な言動にも気づく。
そして彼だけは、桃がまだ誰にも話していないことを知っているような発言をする。
「君、ゲームって言葉……好きだね」
桃は、その言葉を聞いたことがない。
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陽宮 尊(ひのみや みこと)
攻略対象③。
幼馴染タイプ。
明るく人懐っこい性格で、誰とでもすぐに仲良くなれる。
桃にも最初から距離が近い。
けれど、桃には一つだけ気になることがある。
尊は、桃が転生してから一度も会っていないはずなのに、
「やっと戻ってきた」
と言った。
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緑絵 翠(みどりえ すち)
攻略対象④。
騎士タイプ。
無口で真面目。
ゲームでは主人公を守る存在。
しかし現実の翠は、桃を見ると何かを思い出そうとしている。
「……前と、違う」
何が違うのか。
桃には分からない。
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???
ゲームには存在しない人物。
攻略対象でも悪役でもない。
それなのに――
物語のあちこちに、その人物の痕跡だけが残っている。
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プロローグ
目を覚ました瞬間。
知らない天井が見えた。
桃「…………」
数秒間、何も考えられなかった。
白い天井。
大きな窓。
見たことのない家具。
そして――
鏡。
そこに映っていたのは、知らない少年だった。
桃「……誰.ᐣ.ᐣ」
思わず声が出る。
その瞬間。
頭の奥が、ずきりと痛んだ。
知らない記憶が、一気に流れ込んでくる。
――桜司桃。
――王立アストリア学園。
――『君と僕のエンドロール』。
桃「…………え.ᐣ.ᐣ」
知っている。
全部知っている。
前世で何度も遊んだBLゲーム。
攻略対象は四人。
暇赫。
紫崎茈。
陽宮尊。
緑絵翠。
そして――
悪役令息。
雨乃瑞。
桃「……嘘だろ」
桃は鏡に近づいた。
黒髪に前髪ピンクの髪。
淡い桃色の瞳。
ゲームの設定資料に載っていた「桜司桃」の姿。
そうだ。
自分はこのゲームの世界に転生した。
でも。
桃「俺……誰.ᐣ.ᐣ」
桃は眉を寄せた。
おかしい。
ゲームに「桜司桃」なんてキャラクターはいなかった。
主人公でもない。
攻略対象でもない。
悪役でもない。
モブ。
それだけだ。
桃「……まあ、いいか」
むしろ好都合だった。
目立たなければいい。
攻略対象に近づかなければいい。
主人公の恋愛にも関わらない。
そして何より――
桃「雨乃瑞には絶対近づかない」
ゲーム内でもっとも危険な男。
全ルート共通の悪役。
主人公を邪魔し、攻略対象たちと敵対する。
最後には――
『雨乃瑞は、すべてを失う。』
ゲームのエンディングで表示された文章を思い出す。
桃「……関わらなきゃいい」
そう呟いた。
そのとき。
机の上に、一冊のノートがあることに気づいた。
何気なく手に取る。
表紙には何も書かれていない。
中を開く。
一ページ目。
何もない。
二ページ目。
何もない。
三ページ目。
何もない。
桃「……なんだこれ」
閉じようとした。
その瞬間。
最後のページに、小さな文字が見えた。
――『桃へ』
桃「…………」
自分の名前。
誰が書いた?
ページをめくる。
そこには一行だけ。
『この世界を、ゲームだと思わないで。』
桃「……は.ᐣ.ᐣ」
桃は固まった。
そして、慌ててもう一度ページを確認する。
文字は消えていた。
ら「…………」
何もない。
白紙。
まるで最初から何も書かれていなかったように。
桃「……見間違い.ᐣ.ᐣ」
そう呟いた。
その瞬間。
遠くから鐘の音が聞こえた。
一回。
二回。
三回。
――四回。
そこで止まった。
桃は知らない。
この世界の鐘は、三回しか鳴らない。
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入学式の日。
桃はできるだけ人の少ない廊下を歩いていた。
桃「……人、多すぎ」
前世では人混みが苦手だった。
だから、早く教室へ行ってしまおう。
そう思って角を曲がった。
――ドン。
誰かにぶつかった。
桃「すみません.ᐟ .ᐟ」
慌てて顔を上げる。
そこにいたのは。
銀髪の少年だった。
冷たい瞳。
整った顔。
そして――
見覚えのある制服。
桃「…………」
桃の顔から血の気が引く。
雨乃瑞。
ゲームの悪役令息。
瑞「……桜司桃」
桃「……え.ᐣ.ᐣ」
なぜ。
なぜ名前を知っている.ᐣ.ᐣ
瑞は桃を見つめたまま、静かに言った。
瑞「やっと会えた」
桃「……俺たち、初対面だよね.ᐣ.ᐣ」
瑞は答えなかった。
ただ、ほんの少しだけ笑った。
瑞「そうだね」
その言い方が。
まるで――
何度も会ったことがある人間に向けるものだった。
瑞「……じゃあ」
瑞は桃の横を通り過ぎる。
その瞬間。
小さな声が聞こえた。
瑞「今度は、忘れないで」
桃「…………え.ᐣ.ᐣ」
振り返る。
そこには誰もいなかった。
廊下の時計を見る。
午前八時。
秒針が動いている。
八時。
一分。
二分。
三分。
――四分。
桃は眉をひそめた。
ゲームの設定では、この時計は毎朝八時になると一度だけ止まる。
ただの演出。
そう思っていた。
けれど。
この世界では違った。
時計は止まらない。
そして同じ頃。
学園の別の場所では――
攻略対象の一人。
暇赫が、突然立ち止まっていた。
赫「…………あれ.ᐣ.ᐣ」
彼の手元にあった生徒名簿。
そこから、一人分の名前が消えていた。
誰の名前だったのか。
赫自身にも分からない。
ただ。
なぜか胸の奥が痛かった。
赫「……誰だよ」
そしてその日。
ゲームのシナリオには存在しない、
最初の一ページが始まった。
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あい٩( ᐛ )و
没だな
題名だけは自信があるけど笑
コメント
1件
おお、BLゲーム転生ものか!しかも主人公がモブポジで平穏に生きようとしてるのに、悪役令息から「やっと会えた」って言われるの、めっちゃ胸熱じゃん🔥 攻略対象たちも桃に既視感とか記憶の齟齬を覚えてるし、最後の4回鳴る鐘と名簿から消えた名前……展開が気になりすぎるわ。没って言うけど、俺は普通に続き読みたいぞ!