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#### 第6話「我慢の限界と、こぼれた涙」
放課後。
人気のない教室。
窓から入る夕焼けの光が、少しだけ眩しい。
🪡「いちか、大丈夫?」
マチ🪡が腕を組みながら見る。
💧「元気ない」
シズク💧がじっと見てくる。
🔫「無理していない?」
パクノダ🔫の優しい声。
📱「……いちか」
隣にはシャルナーク📱。
📕クロロも、少し離れたところでこちらを見ている。
👊「なんか顔色悪いぞ?」
フィンクス👊が覗き込む。
🌂「弱そう」
フェイタン🌂がぼそっと言う。
(……みんな、いる)
こんなに囲まれてるのに。
なんでだろう。
「……大丈夫だよ」
そう言って、笑おうとする。
でも。
📱「嘘」
即答。
「え?」
📱「全然大丈夫じゃない」
優しい声なのに、逃げられない。
📱「今日、何されたの」
「なにもされてないよ」
すぐに否定する。
(だって、そんな大したことじゃ…)
📱「いちか」
名前呼ばれる。
少しだけ強い声。
📱「俺に嘘つかないで」
その一言で——
胸の奥が、ぎゅっとなる。
「……ちょっとだけ」
ぽつりと漏れる。
「ちょっとだけ、変なことあったけど」
🪡「内容は」
「教科書なくなったり…」
💧「うん」
「ノート返ってこなかったり…」
🔫「それで?」
「……制服、なくなったり」
沈黙。
空気が一気に重くなる。
📱「……全部じゃん」
低い声。
「でも、大丈夫だから——」
その言葉を言い切る前に。
視界が、ぼやける。
(……あれ)
おかしい。
なんで。
「……あれ」
涙が、ぽろっと落ちる。
「え……」
止まらない。
一滴じゃなくて、どんどん溢れてくる。
「なんで……」
自分でも分からない。
「私、別に……」
大したことないって思ってたのに。
「……なんで泣いてるの」
声が震える。
📱「いちか」
優しく名前を呼ばれる。
気づいたら、腕を引かれていた。
そのまま——
ぎゅっと、抱き寄せられる。
「……っ」
📱「よく我慢したね」
耳元で、低くて優しい声。
📱「もう我慢しなくていい」
その一言で。
涙が、さらに溢れる。
「……っ、やだ…」
自分でも分からない言葉が出る。
「こわい……」
小さく呟く。
📱「大丈夫」
背中をぽんぽん叩かれる。
📱「俺がいる」
(……あ)
安心する。
悔しいくらいに。
🪡「……やりすぎね」
マチ🪡が静かに言う。
声に怒りが混ざってる。
💧「いちか、泣いた」
シズク💧がじっと見てる。
🔫「許せないわね」
パクノダ🔫の声も低い。
👊「マジで誰だよ…」
フィンクス👊が拳を握る。
🌂「見つける」
フェイタン🌂がぼそっと言う。
📕「……当然だ」
クロロ📕が静かに立ち上がる。
📕「排除する」
その一言で、空気が変わる。
「……だめ」
小さく言う。
みんなの動きが止まる。
「やりすぎないで…」
涙でぐしゃぐしゃのまま言う。
「大事にしたくない……」
本音。
📱「……いちか」
少しだけ困ったような声。
📕「甘いな」
クロロが言う。
📕「だが」
少しだけ目を細める。
📕「今回はいちかの意思を尊重しよう」
え。
📱「……ほんとに?」
📕「ああ」
一瞬の沈黙。
📕「ただし」
そのまま続ける。
📕「“やりすぎない範囲で”対処する」
(それ怖いんだけど!?)
📱「安心して」
シャルナークが、少しだけ顔を離す。
涙を親指で拭われる。
📱「いちかが嫌がることはしない」
その言葉に、少しだけ安心する。
📱「でも」
目が少しだけ鋭くなる。
📱「泣かせた分は、ちゃんと返す」
(あ……)
完全に怒ってる。
夕焼けの教室。
涙はまだ止まらないけど。
さっきより——
少しだけ、怖くない。
いちかは初めて、
“守られる意味”を知った。
コメント
2件
いちかちゃん初めて知れて良かったね!よしボコそう。
えへへへ次回のワクワクが抑えきれない꒰՞> · <𓈒՞꒱