テラーノベル
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今思えば、初恋だったのかもしれない。
「Lenkija…。君は僕の、太陽だ。」
ずっと、照らされていたかった。いつものように他愛のない話をして、遊んで、はしゃいで、そんな日々が、ずっと続いてほしかった。___続いて、ほしかったんだ….。
君と離れ離れになってから、ずっとそのようなことばかり考えていた。君は今、どこで何をしているのだろうか…会いたい……
「会い….たい。」
どうせ願うはずもない、そんなことを呟いて、無力な自分が許せなくなった。もっと僕が強かったら、君を守れたら…。あの幸せは、続いたはずなのに。嫌い…嫌い、..大嫌い…….僕は自分が、だいっきらいだ…。もともと小国だ。弱いのは当然だった。けど、けど自分の未熟さが本当に許せなかった。
ねぇLenkija…君の体がどんどん崩れていく様を、僕はずっと目の前で見せつけられた。何回も、何回も。もう、嫌だ…..。もう、大切な人が傷つくの…、見たくない…。いつになったらこの牢獄(Soviet)から解放されるのだろうか….もう..嫌だよ。
いつも明るくて、花畑で陽気にはしゃぐ君は、僕の手を握って「リト!」って元気に呼んでくれた君は、ちょっと弱虫で人見知りな君は、大好きだった君は、もう、いない___。
「Lenkija…。君は僕の、…..太陽…、だった。」
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※Lenkija…リトアニア語でポーランド
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