30
__
_
🍣side
🤪「…ちょっとトイレいってくるわ」
🍣「おう、いってら〜」
まろもだいぶ飲んでたしな〜。
ノンアルだし、体調も平気そうだったし、
きっと吐き気でトイレって訳じゃないだろう。
それはそうと…。
なんだかんだいって、りうらと初兎ちゃん、めっちゃいい感じじゃんか!!
ただ、どっちも“鈍感”なのが肝…。
第三者が聞いたらお互いちゃんと匂わせてるくせに、相手の匂わせに気づいていない。
ここまで来ると逆に器用だと思わないか?
お互い好きなのはもう目に見えているのに、中々にそれを伝えようとしない。
お互いがまだ“好きになってもらいたい”から、“今気持ちを伝えて変に距離を作りたくない”という気持ち…といったところか?
🐇「あ…それより、いつになったら敬語と先輩、外してくれるん…」
いや本当に。俺も部員も全員思ってることだ。
🐤「う…」
🐇「さっきしょーちゃんって呼んでくれたやんか〜…。」
初兎ちゃんがあんな甘えた感じで喋ってるの、見たことがない。
🐤「…初兎ちゃん…?」
🐇「!ふふっ、なーに、りうちゃん」
ふー…。
もうお前ら付き合えよ!!!!!!!!
俺らどこうか?なんなら野宿するよ?
(※ここはないこさんハウス)
💎「ねぇね、あれで付き合ってないってほんと?」
🍣「…らしい…よな…」
🦁「ちゃんとお互い好きだよな〜…可愛いわ〜w」
🍣「よく言った。本当に可愛い。」
俺の自論、大好きな仲間…りうらと初兎が、変な女の子に捕まるぐらいだったらお前らがくっついた方が得しかないんだよな
つまり俺得。
初兎ちゃんは、去年入部してきてくれた時からずっと。
最初はすんごい人見知りで、こっちが不安になるぐらいだった。
優しいから、よく自分をしまいこんじゃって、本音が聞けなかったことなんてザラ。
でも、少しずつ仲良くなれて。
“ないちゃ〜ん!勉強教えてぇぇ…テストやばい…!(涙)”
“ねぇないちゃん、その時計かっこええなぁ!めっちゃ似合うわ〜”
“ないちゃんのおかげやー!ほんま頼りなる、ありがとー!
今度は僕になにか手伝わせてな!”
面倒見がいがあって、本当に可愛い後輩で。
りうらは今年初めて会って、まだ間もないけどな。
頭の回転が良くて、生徒会の仕事で困った時、知恵を借りたことだってあったな。
“ないくんに相談してよかった!ありがとう!”
“ないくん暇ぁ〜…かまって〜”
“ないくん、なんか手伝おっか?天才りうらのデリバリーサービス、今ならジュース1本で受け付けるよ?w
なんてね、冗談だよw これ手伝っていい?”
って、たくさん話せて、仲良くなれて。
2人の1番の共通点。
思いやりがあるところ。
そう思ってる。
2人とも可愛くて大切な後輩だからこそ、幸せになってもらいたいものだ。
🍣「なんか、しみじみしちゃうわ…」
🦁「なんでやねん」
と、きれいにあにきにつっこんでもらったところでふと、思った。
そういえばまろ、遅くないか?
と。
___
みんなのコメントで「連載終わるの寂しい」とか「めっちゃいい」って褒めてくれるの、
ほんっっっっとに嬉しくて何だかんだちゃんと一日2本投稿しちゃうんだよね…߹ ߹♡
本日は20時!!もう1本あげるよ〜
コメント
25件
初コメ失礼します!今、一気見してきました!めっちゃ神作品…
お話を書いてくれるだけで嬉しいですよ!! たしかに悲しいけど、書く身も大変ですから!お体に気をつけて!
終わるのは寂しいですがこれからも頑張ってください! いつも神作ありがとうございます。