今日は、、俺の……誕生日……、
リビングにいくと手紙と朝と夜用の朝ごはん。
『お誕生日おめでとう、!
一緒に過ごすことが出来なくてごめんね、、
冷蔵庫にはケーキがあるので食べてね!
今日も一日頑張れ!!(՞ •̀֊•́՞)ฅ❤️🔥』
母さん……仕事か、、
きんとき「はぁ、、」
今は夏休みなんだけどあいつらは旅行。一昨日から出てる。一応誘われたんだけれど今回は予定があるっつって旅行ついて行ってないしな。
本当に独りだ、
きんとき「誕生日独りって……笑、、」
きんとき「……、、」
無意識のうちに俺の視界は滲んで、額に雫が流れていた
やっぱり、俺は孤独だ。
もう、誰も居ない、独りなんだ
きんとき「もう、いい、かなぁ、?ポロッ」
俺、我慢いっぱいしたよね、
いっぱい頑張ったよね、
もう、いいよね、
きんとき「……、ごめん、ボソッポロッ」
家を出て、大学の屋上に向かった
ここなら、誰にも見つからない。
だって夏休みだし、
ここなら、誰にもバレない。
きんとき「……ごめん、ごめんな、、みんな、母さん、」
きんとき「我慢のできない子で、ごめんなさい、ポロッ」
悪い子でごめんなさい、
俺は屋上のフェンスを超えて、落ちようとした
きんとき「、来世は孤独ではありませんように……ッ」
きんとき「来世は、いい子で居られますようにッポロッ」
いつもとは違った大粒の涙を流しながら言った
きんとき「……、ごめんな」
トッ
俺は飛び降りた。
ガシッ
あぁ、邪魔された。
きんとき「ッ、離して……、離してよッ、、ブルーク、」
ブルーク「やだっ!ポロポロ、離さないッ!絶対!ポロポロ」
きんとき「なんで、、楽に、、させてよ、、」
ブルーク「嫌だよッ!きんさんのいない世界なんて!」
きんとき「俺は世界には必要ない、孤独なんだから、要らないんだよ、、ポロポロ」
ブルーク「ッ、!そんなこと、誰が言ったッ!!」
きんとき「ッ」
初めて、、、、、、初めてアイツに怒鳴られた
幼なじみのアイツに。
ブルーク「馬鹿野郎ッ!!!ポロポロ俺はお前が要らないだなんて思ったことがないッ!!ポロポロ」
ブルーク「俺にとってお前は大切な存在なんだッ!!ポロポロ」
きんとき「ッポロッ」
ブルーク「必要じゃないなら俺は今お前を助けないッ!ポロポロ」
きんとき「ポロポロ」
ブルーク「帰ってきてよッ!きんときッ!!ポロポロ」
あぁ、何年ぶりだろう。きんときと呼ばれたのは、
何年ぶりだろうか、もう少し生きたいって思ったのは
ブルーク「引っ張るよッ!」
ギュッ、
きんとき「ポロポロ、ごめん、ごめん、ブルーク、ポロポロ」
きんとき「ポロポロ、俺、俺ね、ポロポロ」
今まで、友達、親友、先生、誰にも話して来なかった家の事情を話した。
小さい頃に父親を亡くして、母子家庭ということ、
母親はずっと仕事に行っていて家ではずっと孤独ということ。
ずっと、ずっと、寂しくって辛くて、この世から居なくなろうとしていたこと。
ブルーク「ポロッ、ごめんね、きんときッポロポロ」
ブルーク「気づいてあげられなくて、ごめんポロポロ」
きんとき「ッ!ポロポロ」
ブルーク「ずっと、近くで見てきたのに、気づいてあげられなくてごめん…ポロポロ」
きんとき「ッ俺も、ごめんポロポロ、」
俺の生まれた日、
俺の大切な日、
俺の大嫌いな日、
俺は君に救われた。
助けてもらった。
ありがとう。
こんな悪い子を助けてくれて
ありがとう。
これからはアイツらと話す、遊ぶ、楽しむ為に俺は必死、必死に生きるよ。
#1「親のいない生活」
#2「君の誕生日」
#3 「再開、そして、別れ」
#4 「誕生日会」
#5 「発熱」
HAPPYEND 「君に救われた」
BADEND1 ?????
BADEND2 ?????
コメント
2件
やばい、、泣きそう...