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餅まめ
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え〜る
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「それじゃ、幸ちゃん。注射するよー。痛くないからねー」
足立さんは幸を抱きかかえて、フィラリアと狂犬病の注射をする態勢になった。
幸は状況が全く読めてない。
足立が幸にフィラリアのワクチンを打った瞬間、事件が起きた。
——キャイン——
初めて幸が鳴いた。甲高い鳴き声が診察室に響く。
しかもその顔は本当に子犬かと疑うくらいの必死さとギロッとした目。相当嫌だろうな…。
僕でも注射なんて泣き喚くくらい嫌なのに。
狂犬病のワクチンも打ち終わった幸はまるで魂が抜けたような顔をしていた。
待合室に行ってから、今度はお会計の時間まで待つ。
「お父さん、幸、大丈夫?」
「怖がってたけど、病気は防ぐ事ができるから、大丈夫だ」
「良かったね。お家帰る前にドックフードとか買いに行こうよ」
「そうしようか」
お会計を済ませてから隣のお店のペットショップでドックフードや犬のおやつ、キャリーなどを買いそろえて僕とお父さんと幸は家に帰った。
コメント
1件
幸ちゃん、初めて鳴いたんですね…!あの「キャイン」とギロッとした目の描写、めちゃくちゃリアルで思わず笑っちゃいました。注射が嫌でたまらない感じ、犬あるあるですよね。でもお父さんの「病気は防げるから大丈夫」という言葉がすごく優しくて、ほっこりしました。キャリーやフードを買い揃える日常の温かさもいいな。ただ、この作品って日記形式なのかな?それともどこかで物語として展開するのか、その辺がちょっと気になりました。