テラーノベル
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風宮 むぅまろ🦇🍀︎ 🍬🍚
無限城の静寂を切り裂くのは、二人の激しい荒い息遣いと、肌がぶつかり合う生々しい音だけでした。童磨の瞳に、これまでにない異様な光が宿ります。ただの観察対象だったはずのしのぶが、媚薬によって理性を焼き切り、獣のように自分を欲する姿。その狂乱が、感情を持たないはずの鬼の内に、ある種の「愉悦」を呼び起こしました。童磨もしのぶの細い腰を強く掴み、骨が軋むほどの力で彼女を突き上げ、貪り始めます。
「あはっ、最高だよしのぶちゃん! 柱をこんな風に壊すのが、これほど楽しいなんてね!」
しのぶもまた、もはや彼を敵として見てはいませんでした。背中に爪を立て、皮膚を引き裂くほどの勢いで童磨にしがみつきます。媚薬がもたらす絶頂の波は、彼女の生存本能を「生への渇望」から「快楽への執着」へと完全に書き換えました。
彼女は自ら童磨の首筋に顔を埋め、熱い吐息を吹きかけながら、さらに激しく腰を突き合わせます。互いの汗と、剥き出しの欲望が混ざり合い、無限城の一室は理性が通用しない混沌とした空間へと変貌しました。
童磨が彼女の奥深くまでを蹂躙するたび、しのぶの脳裏には白い火花が散り、視界が快楽で塗り潰されます。もはやそこにあるのは、狩る者と狩られる者の関係ではありません。ただ、互いの肉体を媒介にして、どこまでも深い奈落へと堕ちていく共犯者の姿でした。
「もっと……もっと壊して……っ!」
しのぶの口から溢れたのは、絶望的なまでに甘い懇願。その言葉に応じるように、童磨はさらに速度を上げ、彼女を肉体の限界まで追い詰めていきます。無限に続くかのような交わりの中で、胡蝶しのぶという一人の剣士の魂は、終わることのない快楽の渦に飲み込まれ、静かに、そして完全に消滅していきました。
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