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泣きも笑いも

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泣きも笑いも

1 - 泣きも笑いも

♥

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2025年10月25日

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お互い励まし合いながら泣きじゃくるっていいですよね

書きながらつられ泣きしちゃったなんてわざわざ書くことじゃないか 🙄

他グループさんのメンバーさんの呼び方わからなかったので違ったら教えてくれると助かります 🥲








この日はとにかく会社の空気が重かった。

俺も仕事を退職してからはVOISINGに来ることが増えた。

いつも日中はこうなのか、なんて考えたが前にも日中から来て仕事をする日もあったから違う。

ピリピリしたわけでもない、みんながみんな気分が落ちているのだろう、すごく元気がない。

それにプラス元気すぎるくらいなタレントといえばってすぐ出てくるくらいといっても過言ではないほとけや初兎にれる、こえとかあとはあるけーとかうるみやとか、そこら辺のうるさい軍団も今日は生憎にも来ていないみたいで誰も騒がしくしてくれない。


青「…?……????」


すごい困惑してるのは見え見えだろう。自分でもわかる。

でもそれくらい本当に不思議な出来事だった。

いつも賑やかで楽しい会社!って感じの場所だったからこんなにも空気がどんよりと重くなっているのは居心地が悪い。


そんな中1人のベテランスタッフと言ってもいいだろう。

そのスタッフが横を通り過ぎようとした、見た感じ普通の様子だったから声をかけてみる。


青「なぁ、なんでこんなに空気が重たいん?」


あえて遠回しのような言い方はやめた。しかし小声で。だけどな。

そうしたら足を止めて俺の隣で「あー」って苦笑気味に呟いてた。

なにか知ってるな。こいつ。

って思い、興味を示していることを態度で表すと口を開いてくれた。


「ないこさんが今、下げモードなんですよね。」

「あなたの恋人さんがしくしくしてますよ、解決してくださいよ…」


苦笑かついじり気味にそう言ってくれる。

ないこが泣いている…???

そんな様子今朝はなかったしなにかSNSで大荒れみたいな感じもなかったから本当にわけもわからないまま、そのスタッフにお礼を言って社長室へと足を運ぶ。


目の前についた時に2回ノックをして許可なくずかずかと中へ入る。

その社長室の中には広々とした部屋の中にぽつんと縮こまっている俺の恋人の姿があった。


青「……なーいこ」


俺はできるだけ優しく声を掛ける。

俺の声は低くて落ち着いた声、なんて言われるが一部では少しだけ怒っているように聞こえる。感情が読み取れない。なんて言われたりしたこともあったため、こういう場面では特に意識して声のトーンを考える。

…それに今のないこは繊細でなにをしたら泣いて…なんていうのは一番読み取りにくい。


桃「ん…っ、まろ…ッ”?泣」


ずっとずっと泣いていたんだろう、目がもうこんなにぷっくりと腫れ上がっている。

それにすごくやつれていて、これはまぁ会社の空気が重くなるのもわかるわ。って感じ。


青「ん、まろやで…あー、目ぇごしごししてもうたら腫れちゃうやんか…」

青「かわいいおめめ、大事にしてや〜」


優しく、大事に大事に包み込む。

俺のことだけ考えて、もうなにも辛いことなんて考えないでええから。

楽しかったことでも思い出そうか、それとも武道館の時のことを思い出すか。

なんて声をかけながら優しく背中をさする。


桃「う”~~ッ…、ばかっ…”泣」

青「なんでや…笑」

青「ほーら、わかめごはん、食べる?」

桃「や”だぁ…泣」


彼を俺全身で包みこんでやるとゆっくりと手が伸びて俺の背中に腕を伸ばしてくれる。

たまたまだが彼お気に入りの服に彼の涙がほろほろと零れ落ちる。

なんでこんなに溜め込んでしまったんよ…、なにがあったんよ…、なんて聞きたいことはたくさんあるがまずは励ますこと大優先だ。彼が泣き止まなかったら話をするなんて出来っこない。


桃「ん”ぅ…っ泣泣」

青「…っ…、よしよ…し…」


彼が泣きじゃくる姿を一番近くで見るとこちとら泣きやすいもんで鼻の奥がツーンとする感覚に襲われる。

あかん、泣く。

話しづらい、こんなにすぐ泣くなんて彼氏としてのプライドが許さない。

必死に涙を引っ込めようと頑張るが無理で涙が零れ落ちてしまった。


しばらくの沈黙が続く。

お互いのすすり声だけが響き俺がないこを背中を擦りないこが俺の背中を弱々しく掴んでいるだけ。


青「…なぃ”こ、は”じゅぅ”ぶん…がんばっとるんょ…ッ”泣」

桃「ちが”ぁ…っ”…泣」

青「ちがないよ〜ッ”…泣」


成人男性が2人抱き合って泣き合う構図。

外部から見たら変な構図なのに俺達はそんな余裕もなかった。



No.side


青「…ぅ”〜ッ…やすめなんていゎへん”ッ…泣」

青「でも…でも…せめない”でやぁ…泣」

桃「せめてなぃ”もん…ッ、泣」

青「せめとる”、…から”ッ、泣ぃ”とるんやんッ”、泣」

桃「ちがぁ…ッ”!泣」

青「ちがぅ”くないッ”…!泣」

青「なぃ”こ…”は、じ、…ぶ”ん…、を…”せめすぎ…ッ”、なんよッ”、ッ…”泣」

桃「う”ぅ~~”ッ…!!泣」

青「…っ”ひッ”…う”あぁ…ッ”…!!!泣」




end

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