主な𝖼𝗉要素 冬彰 司彰 類彰
嘘で匂わせ程度 司類司 冬司冬
キャラクター紹介の内容は途中まで。チェックを置きますのでハピエン、?で終わらせたい方はそこで終了を。
途中からは完全不穏。当たり前のよ うに死ネタ。そして年齢操作。あと、自殺表現。
それでは 、
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オレは喧嘩をした。
喧嘩と言っても軽い物だ。 殴り合いとかじゃない。ただの口喧嘩。それでも、少し複雑なものだった。
喧嘩をした相手はオレの大事な大事な相棒の冬弥だ。冬弥と喧嘩をした。最初のあの時以来の喧嘩。
喧嘩の原因はオレが避けている。だってよ。
オレは確かに避けている。けど、御前の為だ。
司センパイは冬弥の事が好きだから。オレは避けてるのによ。好きな御前から。
…けど逃げちまった。また。
そしてオレは屋上に来た。
けど先客が居たようだった。
🎈「いらっしゃい。どうしたんだい?」
🥞「…、別に、」
🎈「何かあったんだろう?君はわかりやすいよ。」
🥞「どうしてっすか、?」
🎈「表情と、あと声色だね。どう考えてもいつもと違うよ。」
🥞「………、」
神代センパイが怖い。何で分かるんだか。そんな見てんのか?いや、見る必要は無いか。
🎈「ま、青柳くんと喧嘩した、って所かな?珍しいね。君達が喧嘩するなんて。」
🥞「そーっすよね、やっぱ、」
🎈「ふふ、なら喧嘩した原因を話してもらおうかな。僕も司くんと言い合いになってしまって、今暇をしていたところだからね。」
🥞「神代センパイも喧嘩を?」
🎈「ああ。少し今後の活動方針や演出で揉めてしまってね。」
🥞「…、」
少しくらいなら。神代センパイには相談してもいいかもしれない。
🎈「ふふ、折角だし、 原因を聞かせておくれ。少しは楽になるかもしれないよ?」
🥞「…分かりました、」
🎈「有難う。ちゃんと聞くよ。」
彰人と喧嘩をした。彰人はそんな事で、なんて言っていたが、俺はそんな事でなんて済ませなかった。好きな人に避けられることがどれほど苦痛か。彰人は分かっていない。もっと話したかったが、彰人に逃げられてしまいそんな事は出来なかった。俺は司先輩へと相談をする事にした。だからこうして今中庭のベンチで司先輩を待っている。
☕「あきと … 、」
🌟「すまない、!待たせてしまっただろうか、?」
司先輩が奥の方から走ってきた。
☕「いえ、大丈夫です。」
🌟「それなら良かったんだが、済まない、冬弥はなんの相談をしたかったんだ?」
☕「彰人のことについて、」
🌟「成程、何かあったのか?」
☕「…はい、」
🌟「なら、是非聞かせてくれ。」
そして俺はあった事をありのまま話した。彰人に避けられていたこと。そんな事とその事実を軽く思われていた事。もしかしたら彰人は、勘違いをしているかもしれないこと。
🌟「オレが冬弥を好きと、」
☕「はい。」
🌟「何故そう思ったんだ?」
☕「彰人がそんなことを言っていたのと、…神代先輩です。」
少し前に俺は見た。彰人と神代先輩が2人で話ているところ。そこで、神代先輩から司くんは青柳くんを好きらしい。なんて事を話していた。流石に驚いた。俺は、その事を。
🌟「類か?」
☕「はい。」
🌟「……」
☕「…神代先輩が、言ってたんです。」
☕「司くんは青柳くんのことが好きらしい。と。」
🌟「はぁ、類、やってくれたな、」
☕「…、?」
🌟「冬弥。今すぐ類を探すぞ。そして彰人もだ。」
☕「何故、?」
🌟「先程の事はでまかせだ。前話しただろう。オレの好きな人は類だと。 」
そうだ。そのはずだ。司先輩が俺を好きになるはずがない。思い出した。けど、何故神代先輩は、?
全てでまかせだ。僕の話す言葉も、何もかも。想い人にまで嘘を吐く。そんな僕が僕は嫌いだ。けれど、愛する人を手に入れるために手段は問わない。恐らくもう時期司くんが僕の嘘に気付く筈だ。けれど、こんな所で、
🎈「そうだったんだね。青柳くんと、」
🥞「…はい、」
🎈「大丈夫。僕が必ず仲直りさせてあげる。その前に、一緒にご飯でも食べに行かないかい?」
🥞「放課後っすか?」
🎈「んーん、今さ。」
🥞「…、」
🎈「ほら、あそこで2人が仲良く話しているだろう。僕達も。だから、楽しまないかい?」
🥞「…、仲良く、」
僕は司くんと青柳くんが中庭で話している所を指差した。僕は気付いていた。最初から。そもそも司くんと喧嘩したなんて嘘だしね。東雲くんは何でもかんでも信じすぎだよ。少しは疑わないと。悪い男の人に捕まっちゃいそうで怖いよ。
🎈「ほら、行こう?」
🥞「ん、」
僕は彼に手を伸ばした。そうすると素直に東雲くんは僕の手を取った。とても嬉しかった。まるで、僕の物になった様な感覚だった。
そして僕は東雲くんを連れて学校を出た。
🌟「く、類め、何処にいるんだ、!」
☕「はぁっ…、つ、司先輩、一旦休憩を、」
🌟「ぁ、すまない、つい…、」
☕「いえ…、」
類が見当たらない。屋上から空き教室。全て探した。何故見当たらないんだ。…連絡を、嫌でも…。電話をしよう、
🌟「…冬弥。類へ電話をしてもいいだろうか?」
☕「…?はい。」
🌟「有難う。」
オレは感謝の言葉と同時に類へ電話をかけた。スマホが震える。暫く。類は出てこない。読まれていたか?何故。嘘を。類は、彰人が好きだと、…冬弥が彰人の事を好きな事が分かって、?後輩にすら価値を譲る気は無い…か。
☕「…出ませんね、」
🌟「はぁ、もう最終手段だ。放課後類の家へ行くぞ。」
☕「え、!?ぃ、いや、」
🌟「冬弥。一緒に来てくれるだろう?」
☕「…はい、」
司先輩は焦っている。何に? 分からない。分からないからこそ助けになれない。…司先輩は神代先輩が好きだ。俺は彰人の事が好きだ。神代先輩の好きな人は? 彰人の好きな人は? …司先輩と神代先輩を探し回った時。彰人も見当たらなかった。2人が。神代先輩と、彰人が両思いだったら。最悪だ。嫌だ。…嫌、? けど、彰人はそれで幸せじゃないのか。けど…司先輩も。俺も。誰も幸せにならないのか、?
神代センパイは可笑しい。ずっと前から。会った時から可笑しい。不思議な人だ。けど。自然と引かれる。
🥞「…、」
🎈「どうしたんだい? 」
綺麗な瞳だ。全てを吸い込んでしまいそうな綺麗な黄色。宝石の様だ。
🥞「神代センパイって好きな人居ましたっけ。」
オレは聞いた。神代センパイの家へ向かう道。いっぱい遊んでもらった帰り道。帰るのは今日はオレの家じゃなくて神代センパイの家だけど。
🎈「…今更どうしたんだい?」
今更?今更なんて。意味が分からない。いや、神代センパイはいつも分からない。
🥞「気になっただけっすけど。ずっと、オレの叶わない恋バナに付き合ってもらったので。」
オレはずっと。神代センパイに相談していた。冬弥が好きだと言うこと。恐らくに近い。この感情を。改めて今日は諦めが着いた。冬弥はオレとは不釣合い。だから今日は神代センパイの恋バナに付き合う。
🎈「居るよ。とても可愛らしい好きな人がね。」
その言葉を聞いて胸がキュッと何かに締め付けられる感覚だった。胸が痛い。裏切られたみたい。裏切られた。何に、?わかんねぇよ。初めてだ。この感覚。
🥞「そうなんすね。」
少し適当な返事になってしまった。それでも神代センパイは優しく微笑んだ。
🥞「その人はどんな人なんすか?」
もっと、もっと聞きたい。神代センパイの恋事情を。
🎈「とても優しくて。可愛くて。甘い物好きさ。」
可愛い。甘い物好き。この特徴から察するにきっと女だろう。そりゃそうだ。普通男を好きになることが可笑しい。いつから、いつからオレが普通だって、同性を好きになるなんて、
🎈「… … どうしたんだい?」
🥞「え?」
🎈「いや、とても酷い顔になっていたからね。なにかまた辛いことでもあったのかい?」
オレは考え込んでるうちに酷い顔になっていたらしい。…辛いこと。分からない。神代センパイと居るのがツライ。
🥞「別に、」
🎈「それならいいんだけれどね、」
🎈「ほら。着いたよ。」
僕は笑顔で東雲くんに対して告げた。自身の家に着いたのだ。それと同時に聞き覚えのある声が聞こえた。
「類!!!!」
司くんだ。面倒だね。本当に。馬鹿みたい。好きな人までも大好きな後輩に譲ろうとして嘘をつく。嘘吐きにも程が有る。
🌟「はぁっ…、はぁっ…、る、るい、それに…あきとか、」
司くんはとても息を切らしていた。本当に滑稽だった。そこまで僕と話したかったんだね 。
僕が言葉を発するより先に東雲くんが言葉を発した。
🥞「司センパイ、!?!?」
漫画のような驚き方。思わずくすりと軽く笑を零した。暫くすると青柳くんが後ろから来ていた。司くんは走って来たが彼は恐らく体力が持たず歩いてきたのだろう。
🥞「と、とうやまで、」
東雲くんを巻き込んでしまって申し訳ない。そう思ってる。けど司くん達は僕を捕まえる事だけで精一杯だったんだろう。東雲くんに迷惑がかかるなんて考えず。
🎈「… … どうしたんだい?」
🌟「どうしたも、こうしたもじゃない!彰人へ嘘つくのを辞めろ!!」
🎈「嘘?何のことだい。僕を嘘吐きとでも言うのかい?心外だね司くん。」
僕は演技も何もせずぺらぺらと棒読みで言葉を並べてった。東雲くんは僕に隠れるように僕の後ろにいる。…今度は司くんが話すより先に青柳くんの口が開いた。
☕「貴方は、彰人へ俺が司先輩の事が好きだと嘘をつきました。」
🎈「嘘をついてないさ。僕は噂を彼に伝えただけさ。」
☕、🌟「は、?」
🎈「それより君には注目すべき事が有ると思うよ。」
☕「…というと、?」
🎈「司くんは嘘をついている。」
司くんは本当に馬鹿だ。僕の耳に入っていないと思ったのだろうか。司くんは青柳くんには僕が好きだと嘘をついている。それを嘘つきと呼ばずなんと呼ぶ。
🎈「司くんは君に僕が好きだと話していただろう。真実は僕ではなく東雲くんが好きなんだよ。君と同じくね。」
もう僕は2人の好きな人を東雲くんに話しても良かった。だって東雲くんは2人を信じて無い。信じてるのは、僕だけだ。
☕「え、?」
🌟「ッ…類!!!!」
🎈「東雲くん。逃げよっか。」
僕は彼の回答を聞かず東雲くんを払うように抱き上げ、逃げて行った。いつの間にか司くん達は消えており、取り敢えず近くにあった公園へ座った。
未だに頭が理解をしていない。冬弥が本当に好きだったのはオレで、司センパイもオレが好きだった。けど、オレの好きな人は…。
🎈「東雲くん。 」
🥞「ん…はぁい…、?」
纏まっていない頭でオレは答えた。
🎈「付き合って欲しいな。そして2人っきりで遠い何処かへ2人で行こう。そして、消えてしまおう。好きな人が僕じゃないと受け取って貰えないだろうけれど。」
驚いた。人間ホントに驚くと声が出なくなるのはホントらしい。オレはどう答えようかと頭を頑張って動かした。
🥞「かみしろせんぱい、」
🎈「…なんだい?」
「 オレが好きな人は目の前にいる人です 」
🎈「目の前に、?」
東雲くんの目の前にいるのはたった一人だけだ。
「 僕 」
🥞「大正解」
彼は嬉しそうに微笑んだ。優しく、可愛らしい笑顔だった。
🎈「それはイエスと受け取っていいんだよね?」
🥞「もちろん。」
🎈「ふふ、なら、今から海にも行こうか。」
🥞「ん、」
僕の彼は優しく微笑み首を立てへ振った。
海へ来た。費用は全て神代センパイが出してくれた。とても綺麗だ。日が暮れあたりは暗くなっていた。けれど、海は月の光で光っていた。
🎈「綺麗だね。」
🥞「はい、」
🎈「ふふ、まるで君みたいだ。」
🥞「そっすかね、?」
オレは正直海へ反射する月の光が神代センパイの瞳に見えた。それほど、綺麗だったのだ。
🎈「ずっと。見ていられるね。」
🥞「確かに。そっすね。」
たわいもない会話。付き合って1日も経っていないはずなのに心はまるでずっと経ったような感覚だった。
「 すきだなぁ 」
オレはそんな言葉を零した。誰宛でも無い。そんな言葉を。それでも神代センパイはとても嬉しそうに隣で微笑んでいた。幸せそうだった。…家族も。杏も。こはねも。オレの事が好きだった冬弥も。司センパイも。きっと、オレと神代センパイが居なくなってると知ったら驚くだろう。けれど。どうでも良かった。今はこの綺麗な光に当てられていたい。
自分にすら嘘を吐くオレも今は救われた様な気がしたから。
蝌倥〒繧ょヵ縺ォ蟇セ縺励※螂ス縺阪▲縺ヲ霑斐@縺ヲ縺上l縺ヲ螫峨@縺九▲縺溘h
久し振りに見た懐かしい夢。
オレの学生の頃の夢。
5年前のあの日オレは嘘をついた。
好きだなんて嘘を。もう。どうでもよかったから。
3人から愛されていたのは薄々気付いていた。だけどもうどうでも良かった。
オレはあの頃自分に対する熱意が薄くなってた。だから。嘘をついた。
神代センパイは前日。帰らぬ人となった。
交通事故にあったらしい。
買い出しに行くね。そう言って家を出て帰らぬ人になった。
オレは今大量の色んな薬を手に持っている。
薬は毒にもなると聞いた。
…神代センパイに顔向けが出来るなら。
嘘ついて悪かったと。謝りたい。
冬弥と司センパイはきっと生きてるだろう。
2人にもいつか謝りたい。
さようなら。オレ。
どうでしたでしょうか 〜 、
連載と言いつつ終わってしまいました 、
最初はちゃんと連載するつもりだったんですけどね ! うん 。
死ネタ書きたいなと思ってしまいこうなってしまいました 。
途中ででてきた文字化け。是非機会があれば直してみてください 😌
それでは 、 〆 !
コメント
2件
わ~~😿😿すごい感動した😭 類彰も好きだし話がすっごいいい話で感動したよ😸