《短編》桜の花見🌸花よりタカクラ(邪視と鬼ルン)前編
4月 満月の日 丑三つ時
高台の、大きな桜の木の上に一人
(オカ)
フー///… フー///… フー///…
「…ンッッ/////」
満月の日は鬼になる。
「…はぁー…キッツぃ…」
何回やっても痛みがすごい。
頭の骨が砕けるような衝撃と激痛…
あと、下半身のうずき。
自宅で叫ぶと近所迷惑になるので、満月の日はひとけのない高台で痛みに耐えることにしている。
「ファ…ン…///」「ァァ♡♡」「ンッッ♡」
モモちゃんの時も痛いのだけどガマンできる。でも、満月の日の痛みは激烈だ。頭が砕けそうに痛い。
「ン”ァ”………クソォ💢」
早く早く早く…角、生えきってくれ💢
気絶しそう…きつい…
《ピィッ》
「…フー…フー………………?」
《ピィッ》
「…フー…………??」
いつの間にか、ジブンの横に小さな生き物が留まっていた。
「…………なんだおまえ?」
稲の苗のような緑色の小さな鳥。目の回りが白い。
《ピ ピ ピ チィ~ッ!》
「おい、緑のやつ!あっちいけ💢喰うぞ💢」
《ピ♡ ピ♡ ピ♡》
「………ハァ💢」
あぁ、、もしかしなくても懐かれた…。
ちび鳥が離れない。
本気で食べようとしても離れない。
…あれ?
「もう、痛くない」
ちび鳥を追い払っているうちに角がしっかり生えきったみたいだ。
「…ありがとう、鳥。気が紛れた。」
《チィ!》
「みろ、鳥。桜がきれいだぞ?」
《チィー!》
「…おまえ、なんていう鳥だ?」
《チ?》
「よくみたら、かわいいな」
《チ!》「オマエもな」
?なんか聞こえた気が。
あ………
「なんだ、 おま… 邪視か?」
仁が「春は桜がきれいだ」と教えてくれた。
じゃが、我は闘いが好きじゃ。
桜なんてどうでもいい。
火曜日だったのに、満月だからタカクラとは闘わないでと奴らから懇願された。
シュワシュワのジュースで手を打ったが…
まだ楽しみたかったから、そのまま外に出た。
タカクラはなんで満月の日は戦えないんじゃ?
高台にきた。
…桃色の葉…
いや、花びらか。
見上げると一面桃色だ。
「これが、桜…」
チカチカ明るい、生ぬるい色…
「胸くそ悪い」
『みろ、鳥。桜がきれいだぞ?』
《チィー!》
何か上の方で声がする。
このにおいは…
鬼のタカクラ!!
『…おまえ、なんていう鳥だ?』
《チ?》
なんちゅうやりとりしとるんじゃ。
豆粒みたいな鳥と会話して…
『よくみたら、かわいいな』
《チ!》
「…オマエがな」
タカクラ、オマエが一番可愛いぞ?
「……!!」
「なんだ、 おま、、邪視か?」
月夜の桜の木の上
この世のものじゃないような
なんじゃ、タカクラ
天女か?
つづく☆ミ
入園入学でてんやわんやです。
少し更新緩やかになります😊
気長にいきます(*´∇`)ゴメン
20250401 しば
コメント
18件
おはようしばちゃん鬼ルン天女w(男の子だよ) オカルンは何になってもかわいい、そして尊い
うほぉ!🦍相変わらず鬼ルン エロかわだぜよ…( ᵒ̴̶̷᷄ ˡ̼̮ ᵒ̴̶̷᷅ ) すごい女の子みたいだ…(?) いやむしろ女の子か(?)
こんにちわぁぉぁぁ!!!こんばんわか(笑)今日は早い方?桃なしなんか珍しい🤣 今日いとこの誕生日だったし習い事があった😅新しい踊りクソ 簡単だったわって言ってたら 難しくなりそう(笑)頑張るか