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コメント
6件
おはなしつくるのじょーず
👍
はるか先生、第3話読みました…!😭💕 もうね、蓮くんの独占欲ヤバすぎません!? カメラの前の「完璧彼氏」とのギャップ、めっちゃエモいし、鍵垢で身内向けに配信してたってラスト、衝撃的すぎて固まったよ…!! 柚葉の「好きがバレる」って気持ちも切なくて、でも蓮くんの方がガチで沼ってるの伝わってきて尊い…続き気になるっ!✨
「――配信終了です! 同時接続15万人超え! 過去最高でした!」スタッフの歓声が響き、スタジオのバタバタとした熱気が遠ざかっていく。私は逃げるように楽屋へ戻り、ソファに深く身体を沈めた。「はぁ……心臓もたない……」生配信中の、蓮のあの耳打ち。『昨日の続き、またファンの前でされたい?』思い出すだけで、顔が火を吹きそうに熱くなる。いくら登録者数を伸ばすための「ビジネス」だからって、あんなの、もう演技の域を超えている。ガチャリ、と楽屋のドアが閉まる音がした。「……お疲れ。今日の配信、過去最高のスパチャ(投げ銭)額だってさ」入ってきたのは、上着を脱ぎ捨てた蓮だった。さっきまでカメラの前で15万人を魅了していた「完璧なスパダリ彼氏」の笑顔は、もうどこにもない。気怠(けだる)げに髪をかき上げる彼の姿に、私の心臓がまた跳ねる。「……お疲れ様。蓮のアドリブのおかげだね。お仕置き、なんて嘘言うから、コメント欄すごかったよ」努めて冷静に、ビジネスパートナーとしてのトーンで話しかける。だけど、蓮は私の言葉に返事をしない。無言のまま、ゆっくりと、私の方へ歩いてくる。「……蓮?」逃げようとした時には、もう遅かった。蓮はソファに両手をつき、私を上から完全に閉じ込めるようにして覗き込んできた。至近距離にある、彼の綺麗な顔。「嘘って、何が?」低い声が、鼓膜を震わせる。「え……?」「お仕置きって言ったやつ。俺は、嘘なんて一言も言ってないけど」蓮の長い指先が、私の唇をそっとなぞる。昨夜、彼が激しく貪(むさぼ)った場所だ。「今日の配信中、お前、ずっと俺から目を逸らしてただろ。……他の男のコメントばっかり見て」「それは、視聴者の反応をチェックしなきゃいけないから……っ」「言い訳すんな」指先に少しだけ力が込められ、私の唇がわずかに押し開かれる。蓮の瞳の奥にある、黒く濁ったような、深い独占欲。それはもう、15万人の前で見せる「ビジネス」の顔では絶対にない。「俺以外の男の言葉に、いちいち揺れてんじゃねえよ。お前を可愛がっていいのも、お前を泣かせていいのも、画面の裏では俺だけだろ」「っ……あ……」圧倒的な熱量に、息がうまく吸えなくなる。ダメだ。これ以上、この人のペースに巻き込まれたら、私の「好き」っていう気持ちが全部バレてしまう。ビジネスの契約が壊れてしまう。「……もうやめて、蓮。カメラは回ってないの。そんな演技、誰も見てないよ……?」私が震える声でそう拒絶した、その時。蓮はフッと冷たく、だけど酷く美しく笑った。そして、自分のポケットからスマホを取り出し、画面を私の目の前に突きつける。「演技? 誰が見てないって?」画面に映っていたのは、彼の個人アカウントの『鍵垢(裏垢)』の生配信画面。そこには――『身内限定』として設定された、ほんの数人のクリエイター仲間たちに向けて、今の私たちの楽屋の様子が、音声付きでリアルタイムで配信されていた。【え、ガチ恋じゃん】【蓮がここまで狂ってんの初めて見た】【リアルお仕置き草】画面の向こうで流れる、内輪のコメント。「あ……」頭が真っ白になる。蓮は、最初から私を逃がすつもりなんてなかったのだ。大衆向けの「ビジネスカップル」という嘘の裏で、彼はもっと狭く、深い場所で、私を自分のものだと既成事実化しようとしていた。「これで、もう逃げられないな? 柚葉」耳元で、勝ち誇ったような、だけどひどく切ない彼の吐息が弾けた。