TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
シェアするシェアする
報告する

(彰人Sid)


今日は放課後いつも通りこはねたちと練習しに行っていた。

杏「もう遅いしそろそろ解散しよっかー」

冬「ああ、そうだな。」

こ「うん!じゃあ私帰るね!また明日!」

彰「ああ、俺も帰る。じゃあな」

杏,冬「じゃあ/ああ、また明日!」



いつも通り学校に行って、いつも通りあいつらと練習して、いつも通り家に帰る。今日もいつも通り同じ日だ。

彰「ただいま、」

ん?誰も居ねーのか?

俺はリビングに誰も居なかったから2階に探しに行った。

(親父は…部屋か、、仕事か。絵名も部屋にいるっぽいな。母さんは何処に居るんだ?)

コンコン

彰「絵名、入るぞ。」

絵「ん…どうしたの?」

彰「母さん、何処にいるか知らねーか?」

絵「ああ、お母さんならさっき買い物に行ったよ。」

彰「そうか、なら良かった。」


(もう結構遅い時間だし風呂入って寝るか、、今日も…いつも通り..だよな)

ああ、そうだ、今日もいつも通りだ。


ドンドン、バジャン、バンバン


うるせぇな…絵名か?チッ、何時だと思ってんだよ。


コンコン

彰「おい絵名、うるせぇ……ッ!」

なんだよ、この部屋。めっちゃ散らかってるじゃねぇか。さっき俺が来た時は結構片付いてたのに…

絵「うるさい!うるさいうるさい!向こう行けぇ!どっか行けぇ!勝手に入って来ないで!!!」

あちゃー、めっちゃキレてんな。声かけない方が良かったか。

絵「あんただって才能無くて苦しんでいるんでしょ!!なのに…なのに何であんたは平気そうにいるのよ!」

そう言って俺を引っ掻いたり叩いたり、、八つ当たりだ。俺は何も言い返せなかった。絵名の気持ちが…少しだけ分かるから。そう思ってしまう自分も嫌だった。だから俺は抵抗出来なかった。

俺は八つ当たりされてそのまま自分の部屋に向かう。もう慣れた。いつも通りだ。慣れてはいけないものに、、慣れてしまった。こんな事に慣れてしまう自分が可哀想に見えてきた。

彰「ハハッ」

なんだかドッと疲れてしまった。絵名に引っ掻かれた傷がヒリヒリと痛む。でもそんなことより、、今は休みたかった。



この作品はいかがでしたか?

50

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚