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(彰人Sid)
今日は放課後いつも通りこはねたちと練習しに行っていた。
杏「もう遅いしそろそろ解散しよっかー」
冬「ああ、そうだな。」
こ「うん!じゃあ私帰るね!また明日!」
彰「ああ、俺も帰る。じゃあな」
杏,冬「じゃあ/ああ、また明日!」
いつも通り学校に行って、いつも通りあいつらと練習して、いつも通り家に帰る。今日もいつも通り同じ日だ。
彰「ただいま、」
ん?誰も居ねーのか?
俺はリビングに誰も居なかったから2階に探しに行った。
(親父は…部屋か、、仕事か。絵名も部屋にいるっぽいな。母さんは何処に居るんだ?)
コンコン
彰「絵名、入るぞ。」
絵「ん…どうしたの?」
彰「母さん、何処にいるか知らねーか?」
絵「ああ、お母さんならさっき買い物に行ったよ。」
彰「そうか、なら良かった。」
(もう結構遅い時間だし風呂入って寝るか、、今日も…いつも通り..だよな)
ああ、そうだ、今日もいつも通りだ。
ドンドン、バジャン、バンバン
うるせぇな…絵名か?チッ、何時だと思ってんだよ。
コンコン
彰「おい絵名、うるせぇ……ッ!」
なんだよ、この部屋。めっちゃ散らかってるじゃねぇか。さっき俺が来た時は結構片付いてたのに…
絵「うるさい!うるさいうるさい!向こう行けぇ!どっか行けぇ!勝手に入って来ないで!!!」
あちゃー、めっちゃキレてんな。声かけない方が良かったか。
絵「あんただって才能無くて苦しんでいるんでしょ!!なのに…なのに何であんたは平気そうにいるのよ!」
そう言って俺を引っ掻いたり叩いたり、、八つ当たりだ。俺は何も言い返せなかった。絵名の気持ちが…少しだけ分かるから。そう思ってしまう自分も嫌だった。だから俺は抵抗出来なかった。
俺は八つ当たりされてそのまま自分の部屋に向かう。もう慣れた。いつも通りだ。慣れてはいけないものに、、慣れてしまった。こんな事に慣れてしまう自分が可哀想に見えてきた。
彰「ハハッ」
なんだかドッと疲れてしまった。絵名に引っ掻かれた傷がヒリヒリと痛む。でもそんなことより、、今は休みたかった。