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陽菜
21
空音
37
97
詩音リラ
20
自分のセンパイは真面目チャン(笑)
第一話 不安定な「??」
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キーンコーンカーンコーン…
教室がざわめくとき、朝のチャイムが学校に鳴り響いた。
生徒は椅子に座り、教師は授業を始める。
一限目、数学。
肌寒くなってきた空気が、生徒の肌を刺す中──
ガッターンッ!!
「おはよ〜ございま〜す!!」
戸が盛大に開く音と共に、呑気な声が聞こえてきた。
…これが自分だ。
「また遅刻か」と、教師が呆れる中、自分は席に座る。
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授業は進み、休憩時間。
自分はのんびり友達と話していた。他愛のない話や下ネタ、放課後のことなど。
…ガラガラガラ。
静かに戸が開いた。
「…凪、ちょっと来なさい。」
「うげっ、センパイじゃないすか…!」
この人が自分の先輩・幽无だ。
「もー、なんなんすか。せっかく話してたっつーのに。」
『あんたさぁ、また遅刻したでしょ?これで何回目だと思ってんのよ…』
センパイと自分の争いが始まった。友達は呆れと好奇心混じりに見世物にしている。
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あっという間に時間は過ぎ、二時間になった。
「最悪っすよ〜…せっかくの休憩時間があんなセンパイに潰された…っ!」
不機嫌そうに愚痴を吐く自分に、友達は笑い半分と同情半分で受け流した。
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違和感が起きたのは、四時間目の体育のことだった。
その日は走り込み。自分の得意なことだ。
生徒が嫌々走り、中には隠れて歩いている生徒もいた。
自分も走っていたのだが……
「…っ、あれ?」
下腹部に妙な違和感。痛く、重たい。
「…なん、っすかね……」
自分は疑問に思った。変なものでも食べたか?いや、今日は早弁でおにぎりしか……
(……とりあえず様子見でいっか。)
自分は違和感を抱えたまま、走るのだった。
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……違和感が確認に変わったのは、六時間目。
体育から始まった違和感は、ずっと治らなかった。
と、その時。たまたま通りかかったセンパイに声をかけられた。
『ちょっ、あんたこっち来て!』
引っ張られるまま自分は女子トイレに入った。
「なんすか急に。」
『…後ろ見て。』
言われるがままに後ろを見ると……
血。
「…えっ?」
自分はフリーズした。月経?なぜ。今月はまだ先の予定日だったのに。
『えっ?じゃないの。…なんで放置してんのよ。』
「いやっ、だって気づかなかったっすし…!!」
『はぁ?なんか変な感じとかしなかったわけ?』
思い返すと、体育のとき違和感があった。
「……あーー………ある。」
『ほらやっぱり…!!』
センパイには呆れと僅かな心配を含んでいた。余計なお世話だ。
「…ん、じゃあ自分は保健室で──」
『……待ってそのまま行くの?』
「しょうがないじゃないすか……」
センパイは少し黙った。それから上着を脱ぎ、自分の腰に巻き付けた。
「うわっ、なにするんすか!」
『これで見えないでしょ。早く言ってきな。』
「余計なお世話っすよ…!!」
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今日は散々な一日だったが、なんだかんだで楽しかった。
コメント
3件
お疲れさまです。今回も読みましたよ。 体育のときの「違和感」→気づいたら「血」、っていう流れがリアルで、思わず「あー…あるある…」って頷いてしまいました。センパイが呆れつつも上着を腰に巻いてくれた行動に、冷たく見えて実は面倒見いいんだなって感じがして好感が持てました。 まだ始まったばかりの2話目ですし、この「センパイと自分の関係」が今後どう変わっていくのか気になります。次も楽しみにしてますね。