リクエスト作品です
※Dom/Subユニバース
※fwmt→Dom(攻)、kihr→Sub(受)
※ここから先は名前を伏せません
苦手な方は、自衛お願いします🙏
【第2話 コマンド】(甲斐田side)
不破『晴くん、Subやろ?』
甲斐田『……え…』
どうして……
僕が何も話せずにいると、再び電話の向こうから声が聞こえた
不破『あ、…ごめん、変なこと言ったわ!やっぱ忘れて…』
甲斐田『…っそ、そうです!』
気づいた時には声が出ていた
不破『え?』
甲斐田『あ、…そうです…たぶん…、』
甲斐田『確信は、全然無いんですけど…』
…どうしよう、自分がSubだって証拠も無いのに
しかもあんな信ぴょう性のない話、僕以外に信じてる人なんているのか…?もしこれが冗談だったら…
不破『……今日の夜、飯食いに行かん?』
甲斐田『え、?』
不破『ダイナミクス、第二の性について、話したいことがある』
甲斐田『!!』
不破『あ、ちなみにさっきみたいにはならないから、安心して』
不破『あとで店のURL送っとくから』
不破『来れたら、来て』
不破さんはそう言って通話を切った
正直、あまり行きたくは無かった
今まであれほどのプレッシャーを感じたことは無い
けど、不破さんは多分、ダイナミクスについて何か色々知ってる
…知りたい、僕のことについて
僕は覚悟を決めた。
店に入ると、不破さんが声をかけてくれた
不破「晴くん!こっちこっち」
昼間に会った時とは違い、サングラスをかけていた
甲斐田「(室内でサングラス…?)」
ホスト界では、普通なのかな…?
昼間に会ったことを思い出して恐る恐る不破さんに近づく、
甲斐田「(あれ…)」
甲斐田「(昼間みたいにならない…)」
不破「大丈夫やろ?」
僕の心を見抜いたかのようなタイミングで声をかけてきた
甲斐田「なんで…」
不破「まあ、後で話すよ」
そう言ってメニューを渡してきた
甲斐田「(気になる…)」
甲斐田「それにしても驚きましたよ、まさか僕以外にあれを信じる人が居たなんて」
不破「んはは」
不破「まー、俺もやから」
甲斐田「!」
甲斐田「何か知ってるんですよね…?ダイナミクスについて…」
不破「うん」
甲斐田「…聞かせてくれませんか」
不破「もちろん教えるよ」
不破「でもその前にさ、晴くんが本当にこっち側かどうかを確かめたいんだよね」
甲斐田「…と言いますと?」
不破「俺Domなんだけどさ、晴くんは多分、Subなんでしょ?」
甲斐田「!!」
甲斐田「不破さんがDom…!?」
不破「あぁ、そうそう笑言ってなかったわそういえば、」
そういうのは早く言ってくれ…
不破「でさ、コマンドが効くか、試してもいい?」
甲斐田「コマンド?」
不破「あー、まあ、DomがSubに対して使う命令みたいなもん」
不破「もし晴くんが本当にSubなら、勝手に身体が反応するんよね」
なんだそれ…
正直突然そんなこと言われても信じられない
けど、
甲斐田「(命令…)」
不破「あーでも変な命令はしないよ!今ここでできるちょっとしたやつ」
不破「俺たちの仲なら通ると思うんよな、コマンド」
甲斐田「………分かりました」
僕が何なのか、ハッキリさせたい…!
甲斐田「お願いします…!」
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