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師匠が居なくなってから悪夢が続いた
目の下には濃いくま
寝れてなくて心配してるアメリアさんだが
お店があるせいでそばに居てくれるのは難しい
あ、また、……
深く傷つけちゃった
研究所の牢獄でも昔からやってるリスカ
血の匂いが充満してる部屋
1人だ
家で1人
電気もついてない夜
あの時の牢獄と同じ寒さ
蘇る記憶に過呼吸が起きた
苦しい
苦しい苦しい苦しい
過呼吸が止まらない
「琥珀!!」
アメリアさんが呼んできてくれたのだろう
まさか来てくれたのは麻天狼にBuster Bros
血の匂いに気がついた寂雷先生が真っ先に来てくれてカッターやグラスをどこかへやした
そして自分を落ち着かせる寂雷先生に一郎
「琥珀くん大丈夫です…私達がいます」
「あぁ、俺たちがそばにいる大丈夫だ」
「…独りじゃねぇよ…俺らが1人にさせねぇ!」
二郎が続いて声をかけてくれた
皆は一見自分の首元や腕にある大量の傷に驚いてたが
それよりも自分の心を落ち着かせるのに優先してくれた
傷に見慣れてない三郎には少し衝撃が強かったらしいが数分してから三郎も声をかけてくれた
「お前が1人になる必要はない、またカレー食べようよ…」
震える声で全力で出した言葉だろう
一二三さんや独歩さんも背中をさすってくれた
だが背中は傷で凹凸が激しかったが
ふたりは気づいてるだろうがあえて気がついてないふりをしてた
「俺っち琥珀ちんのおかげで助かったこと沢山あるんスよ、ほらまた一緒に料理しようじゃないっすか、」
まさか泣きながら答えてくれた
過呼吸も少しは落ち着いてきた頃に寂雷先生は傷の手当て
「俺会社、とても辛いのですけど琥珀さんがあの時運んで来てくれた弁当で元気になったんです、一二三の作った弁当だけど、届けに来てくれたのがとても嬉しかったんです」
あぁ、自分って…こんな自分でも誰かの役に立ってるんだ……すごいな
過呼吸が落ち着いたら泣き疲れて眠ってしまった
6人は安心して自分の頭を撫でてくれた
その後すぐに寂雷先生の病院へ運ばれた検査で服を脱がされる時、戦争の時の警戒心を忘れなかった自分はすぐに目を開けた
驚いた看護師だが
そんなの知らない背中の傷をみられてたまるか
ましてやあの焼印は絶対だ
すぐに逃げようとしたが寂雷先生が入ってきた
片足のない自分は走るのは難しかったが部屋の隅へ隠れることはできた
「琥珀くん、検査をしなければならないんだ」
「嫌です」
「理由があるんだね、言いずらかったら言わなくていいさ、」
「……………で…す」
「すまないがもう一度お願いしてもいいかい?」
「……見られたくないから……です」
「なるほどありがとう」
そう言いながら優しく撫でてくれた
あぁ師匠と同じ撫で方
寂雷先生には普段から優しくしてくれる恩もあるし信頼はしてた
少しだけね
でも心が空っぽだった私は
欲に耐えれなかった
ギュ
震える手で抱きしめてしまう
片腕だが
義手義足は家に置いてきたのだろう
(泣きながらも抱きしめてしまった
しかし寂雷先生は子を慰めるように
優しく飽和しえ撫でてくれた
寝かせるためにベッドで横にさせずっと安心して眠れるまで撫でてくれた
時間はそんなにかからなかった
欲に負けた私は完全に寝てしまった
寝てる間に聞こえるたくさんの人の声
聞き覚えがある
アメリアさんの声も
冷たく優しい女の人の手が頬を撫でてくれた
お母さん……いや、アメリアさんだ
誰かの涙が頬に通った
アメリアさんは自分のお母さんみたい
「どうやらただの戦争孤児ではなさそうです」
寂雷先生が見通したように答えた
その時山田兄弟も独歩さんや一二三さんも頷いた
「背中をさする時に不自然な凹凸感があったんです…多分背中見られたくない理由では…傷が沢山あるからなんじゃないかな」
独歩さんはおずおずと少し震える声で答えた
「そうっすね、背中の真ん中明らかに綺麗な模様があると思うっす、服の上から撫でてもわかるくらい、でもどんな模様かはハッキリ分かりませんでした」
さすが一二三さん
謎に鋭いとこがあるもん
「アイツがあんなに苦しい思いしてたなんて……しかも…もしかしたら…俺達の過去よりもものすごく奥深いと思う」
「二郎もそう思うのか?…俺達も苦しい思いしたが琥珀に関しては…今まだ未成年であるし
それにさっき聞いた話によったら……」
一郎二郎が答えた後につっきまで無言だった左馬刻が答えた
「おい、ここにはコイツが寝てる……話すなら向こうで話せや」
低く重くどこか自分に共感がある声で一郎たちに放った言葉
「左馬刻……それもそうだな二郎三郎、寂雷先生もお願いします」
「そうだね、一二三くん左馬刻くん達に……あ 飴村くん達はこの子を見てくれないかな」
「言わなくてもそうするつもりだ」
左馬刻が答えた後に
いつもは賑やかに騒いでるFlingPosseも今回は無言のままだった
寝てる自分を見つめる彼らは悲しそうな瞳をしてたあるひとりを覗いて
乱数は…共感と悲しみが混じった瞳で見つめてた
アメリアさんはずっと泣きながら自分の手を握ってくれた
自分はどこまでも人を悲しませてしまうんだな…
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