TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
シェアするシェアする
報告する

家を出て、青空の下で体を伸ばす。パワーアップした聖女

パワーアップしたゲイルチュールを手に取り、担ぐ。さぁて、気合を入れていきますかぁ~。


「あのぅ」

「どうした、スコル。トイレか?」

「ち、違いますよ! わたし、ちょっとレベルアップしたんです!」


「レベルアップぅ~?」


ていうか、ヒトのレベルは無いんだがな。だから世界は『スキル』を重視する。つまり、スコルの言っているのはスキルの事らしい。


「ええ。ヒールが派生して、二つのスキルが発現したんです」


スキルは使用し、ある程度鍛えられると新たなスキルを習得できる場合があるらしい。アルフレッドから聞いた。


「へぇ、どんなスキルなんだ?」

「教えて欲しいですかぁ~」



俺に顔を近づけ、ニコニコ笑うスコル。近くで見ても整った顔だなぁ……もう、そんな近いと照れるってーの。



「ま、まあな……」

「分かりました。じゃあ、頭を|撫《な》でて下さい」


「……は? なんでだよ!」

「わたしの頭を撫でてくれないと教えません」



マジかよ。なんて条件だ。しかし、気になるしなぁ……。くぅ! でもまあ、スコルの、エルフの金髪の触り心地も気になる。


てか、女の子の髪は神聖なものだから、安易触れるんじゃありませんとアルフレッドから教わったけどな……。でも、スコルが“撫でろ”と要求してくるのだ。これは同意のもと。


「本当に良いんだな」

「はいっ」


早くしろと言わんばかりに頭を突きだしてくる。こうして見ると凄い艶だ。枝毛なんてなく、完璧にサラサラ。こんな禁忌に触れていいのか。罰でも当たりそうだけどなぁ……。


ええい、勢いでいく。


恐る恐る俺は手伸ばす。


「いくぞ……」

「……どうぞ」


もふっとスコルの頭に触れ、その触り心地に驚愕。なんて、もふもふしてやがるんだ。伝説の聖獣かよ。ていうか、聖獣なんて会った事ないけど! 噂によれば、とんでもない触り心地で、身を預けると天国のように安眠できるとか。


「どうだ、スコル」

「気持ちいです……。嬉しいなぁ、ラスティさんに撫でて貰えて」


子供のように俺に身を預け、スコルは安心しきっていた。ここまで身を寄せてくれると、俺もなんだか嬉しい。


スコルの満足するまで頭を撫でた。次第にスコルは、俺の方へ倒れてきて、押し倒してきた。……ちょ、えっ!


「ど、どうした!」

「…………なんだか、眠くなってしまいましたぁ」


「って、おい、寝るなー! スキルはどうした!」

「そうでした。ごめんなさい」


倒れながらも、スキルの詳細を教えてくれた。



[キリエ][Lv.1]

[スキル]

[効果]

自身か対象に支援魔法を掛ける。

全ステータスに +1% の補正を与える。更に、|幸運《LUK》を上昇させる。レベル『1』上がる毎に補正が +1% 上昇する。スキルの最大レベルは『10』。



[グローリア][Lv.1]

[スキル]

[効果]

自身か対象の攻撃・移動速度を 1% アップする。レベル『1』上がる毎に補正が +1% 上昇する。スキルの最大レベルは『10』。



おぉ、これがスコルの新スキル。もともと回復魔法のヒー

無人島Lv.9999 無人島開発スキルで最強の島国を作り上げてスローライフ

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

38

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚