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すたーと
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tn side
現在午前2時21分。
こんな夜中だが、俺らは食堂にいる。
俺の腕の中でぐったりとしているのは昨日拾ってきたショッピくん。
ロボロ曰く、結構吐いてしまったらしい。
嘔吐は体力が結構使われるため、疲れたんだろう。
この子はチーノとは違い、とても人を怖がっているようだった。
見た目的に小学生あたりだろうか…しかも低学年やろうな、
こんな小学生が何故あんな真冬の中、外にいたのだろう。
正直に言うと、親の神経を疑いたいくらいだ。
shp「ん…」
rbr「…起きた?」
俺の横でショッピくんを心配してるのはロボロ。
こいつも双子や。双子の弟。
兄はまぁ、想像してな。
ロボロ達も俺らが拾った子や。
ロボロ達を拾ったのもちょうどこれくらいの時期なので、尚更心配してるのだろう。
tn「起きるかもしれんなぁ…ロボロはもう寝た方がいいで?」
すると、ロボロは首を横に振る。
rbr「俺もここにいる…」
tn「まぁええけど…」
すると、ショッピくんの目がうっすらと空いた。
tn「ショッピくん、起きたか?気分悪いのはどうや?」
優しく怖がらせないように声をかける。
しかし…
shp「ごめんなさぁ…ごめんなさいっ…ごめんなさい…」ポロポロポロポロ
いきなり泣き出してしまった。
こんな小さい子の身に何があったんだろう、
やっぱり虐待か…?
shp「わいはっ…どうなってもええから…..お願い、お願いします、…チーノだけはっ…」ポロポロポロポロ
弟の事を守ろうとするなんて、なんてええ兄ちゃんや…
rbr「…ショッピくんにもチーノにも何もせぇへん、安心してええよ…」
ロボロが優しく話しかける。
shp「っ…..ぁ…んふ…っ」ポロポロポロポロ
それでもショッピくんの涙はなかなか止まらない。
そんなにも大人が怖いのか…?いや、子どものロボロがいるから大人に限らず、人間が怖いのか。
しかし、そんな事をしている間にショッピくんからは規則整った寝息が聞こえた。
俺らはそれを確認して、ショッピくんをチーノと同じベッドに戻した。