吸血鬼
「……誰だよ、お前」
俺は目の前で尻餅をついている少年にぼやく。まぁ、それはコイツの台詞なんだろうが、驚き過ぎてコイツにはその言葉を考える事が出来なかった様だった。
「……おい、大丈夫か?」
その言葉に我に返ったのか彼は自身の名前を言った。
「ラ……ライ……ヒーチ……です……」
「……ライ・ヒーチ?……ライでいいか?」
「……は、はい……」
「んー……じゃあ、ライ。此処は何処だ?」
「……し、深霧の森です……」
「……どういうとこだ?」
「……ま、魔物が沢山いて……き、吸血鬼がいるって噂もあります……」
「……んじゃ、ライ。出るぞ」
「……はい?」
「この森を出る。分かる?」
「……は、はい!」
俺は森を進む道中、ライ・ヒーチと名乗った奴に聞いた。
俺は``魔王´´として恐れられる種族の者で、その角は印である事。
俺はライが歩いている最中、突然空から来た事。
俺は……ゼル・フィンとしての記憶がある事。
どうやら、名前を変える必要はなさそうだ。しかし、状況がいまいち掴めない。その為、早急に森を出る必要があるが、数日掛かるらしい。しかし何故、ライはこれ程にもこの森に詳しいんだ……?
その答えが分かったのは、2日目の野宿にて知った……。
あとがき
雑だが許せ……。
それだけだ……!
コメント
1件
短い!!短い!!短いぞ、サボりかぁ!?