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プリ小説から来たものなので..テラー初心者すぎて使い方が全然わからない…( ˙꒳˙ )
♥ってどうやって見るんですかn…(((
足音は一つじゃない。
壁、天井、通路の奥――四方から、確実に距離を詰めてくる。
MENは低く息を吐き、武器を構えた。
MEN「……囲まれてるな」
おんりーは視線を走らせ、敵の動きを読む。
おんりー「数は……少なくとも五。いや、もっといる」
MEN「地下でこれは多すぎる。完全に俺たち狙いだ」
次の瞬間、闇の中から光が弾けた。
銃声。
MEN「伏せろ!」
MENが前に出るのと同時に、おんりーは反射的に身を低くする。
弾丸が壁をかすめ、コンクリートが砕け散った。
おんりー「っ……!」
MEN「右から来る!」
MENが撃ち返し、敵の動きを牽制する。
その隙に、おんりーは別方向へ視線を走らせた。
おんりー「左、二人!距離近い!」
MEN「了解!」
二人は言葉少なに位置を入れ替える。
まるで何度も繰り返した動きのように、迷いがない。
だが――
天井付近で、何かが軋む音がした。
おんりー「MEN、上――!」
言い終わる前に、閃光。
爆音が地下通路を揺らす。
MEN「くっ……!」
衝撃で体勢を崩したMENを、おんりーは即座に引き寄せる。
おんりー「大丈夫!?」
MEN「……問題ない。かすっただけだ」
そう言いながらも、MENの動きが一瞬だけ鈍ったのを、おんりーは見逃さなかった。
おんりー「……無理すんな。俺が前出る」
MEN「却下だ」
MENは即座に言い切り、再び前に立つ。
MEN「俺が壁になる。お前は俺の背中、絶対離れるな」
おんりー「……分かった。でも、俺も黙って守られる気はない」
その直後、通信機が激しくノイズを発する。
『――ザッ……応答……』
おんりーは通信機に手を伸ばす。
おんりー「ドズルさん!? こちら――」
『――』
次の瞬間、完全な沈黙。
MEN「……切れたな」
おんりー「……完全に、か」
通信が切れたという事実が、じわりと重くのしかかる。
もう、援護も指示も来ない。
ここにいるのは――
俺たち二人だけ。
MENは一歩前に出て、低く言った。
MEN「撤退ルート変更する。正面突破は無理だ」
おんりー「なら、俺が道作る」
MEN「無茶――」
おんりー「相棒だろ」
一瞬、MENが言葉に詰まる。
そして、小さく笑った。
MEN「……ああ。任せた」
次の瞬間、おんりーが前へ飛び出す。
おんりー「右、今だ!」
MEN「了解!」
銃声と足音が重なり、地下通路は一気に戦場へ変わる。
敵の動きを読み、隙を突き、互いの死角を補い合う。
おんりーは振り返らない。
MENが背中にいると、分かっているから。
MENもまた、迷わない。
前に立つ理由が、はっきりしているから。
MEN「……おんりー、来るぞ!」
おんりー「見えてる!」
次々と迫る影。
逃げ場は、まだ見えない。
だが――
二人はまだ、倒れていなかった。
通信は切れた。
状況は最悪だ。
それでも。
背中を預ける相棒が、ここにいる。
この戦いは――
まだ、終わらない。