テラーノベル
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〜 side ローレン 〜
自宅の扉を開ける
中に入ると力任せにドアノブを引く
部屋中に響き渡るような大きな音を立てて扉が閉まる
靴を脱ぎ捨て真っ直ぐに冷蔵庫へ向かう
中からビールを取り出し、ソファーに座る
一気に半分以上飲み、深くため息を吐いた
胸元からタバコを取り出し、ライターで火を付ける
紫煙を吐き出し目を閉じた
いくら考えてもイラつきが止まらない
昨日の事を言わないロウ
ロウに手を出した男
確かに北見が言う通り、言い出しにくいかもしれない
でも結局こうなるならロウから聞きたかった
全てを北見も見ていた訳では無さそうだから、本当はロウから話を聞きたい
でも昨日言わなかったんだから、今日も言わないだろうな
いつも犯人がいないパレトに今回は犯人が居た
たまたまか?
次のパレトは俺も向かってみよう
タバコの灰が落ちそうになり、テーブルの上の灰皿へ落とそうと前屈みになる
足元に光るものが視線の端に映る
目線をやるとそこには指輪
「ロウの?何でこんなところに‥‥」
ずっと外してなかったよな
朝の支度するときにでもテーブルに置いて、何かの拍子におちたのか?
外された指輪を見て胸がザワザワする
まさかわざと‥‥では無いよな?
拾った指輪を握りしめる
玄関で音がする
ロウが帰ってきた
ダイニングの扉を開け、ロウと顔を合わせる
「ローレンさん、お帰りなさい」
「‥‥ロウもお帰り」
疲れている顔がそうさせているのか、ロウの表情が冷たく感じる
手のひらに握られた指輪を開き、ロウヘ差し出す
「付けないなら箱に仕舞っといて」
「え‥‥?あ、俺‥‥」
チラリと自分の手を見てロウが手を差し伸べる
さすがに今の言い方は棘があった
こんなギスギスした言い方じゃなく、他にも言い方はあるのに‥‥
ロウが指輪を取ろうとした手を掴む
「ごめん‥‥そうじゃなくて、小さいものだから気をつけて」
「すいません、気をつけます」
俺はそのままロウの手を引っ張り抱き寄せる
ロウは座ったままの俺に手を回し頭を撫でた
髪の合間から触れる指が気持ちいい
後ろに回した手でシャツを捲り、素肌に這わせる
「ローレンさんっ‥‥俺汗で汚れてるから‥‥」
「‥‥いいよ。構わない‥‥」
「っでも‥‥ロレさっ‥‥」
「っん‥‥あっ‥‥まっ、んんっ‥‥」
「待てないよ‥‥」
壁に掛けてあるシャワーからのお湯を浴びながらロウを壁に押し付ける
そして互いの昂っているものを擦り合わせ、俺の右手で一緒に握る
「一度一緒に出しておこうか?」
「あぁっ、待って‥‥俺っ‥‥」
「すぐイきそう?‥‥ここ、ロウも良いでしょ?」
「やぁんっ!そこダメっ‥‥もう‥‥」
お互いの首れた部分を人差し指と親指でぐるりと回す
「忙しかった間‥‥1人でしてないの?」
「‥‥っ‥‥してな‥‥あっ、ロレさんっ‥‥もうダメっ‥‥ああっっ!」
2人分の白濁液が俺の手と互いの腹を汚し、すぐにシャワーで流れていく
すぐに後ろをほぐし、ロウの左足を持ち上げる
「ん‥‥ぅ‥‥んんっ‥‥」
「全部入ったよ‥‥ロウ、もっとしっかり俺の首に掴まれる?」
「‥‥もっと?‥‥っはい‥‥」
ロウはより身体を密着ささて首に腕を回した
それを確認すると俺はロウの右足に手をかけ持ち上げる
「あ、やっ!‥‥ローレンさっ‥‥こんなっ!」
「ほら、足も俺の腰に絡ませて‥‥‥」
「あぁっ!‥‥奥っ‥‥はぁっ、ロレさんっ‥‥」
完全にそこだけに重さがかかる
ロウは必死に俺に縋り付く
そして俺は持ち上げた腕と腰を動かした
「あっ‥‥あぅっ‥‥あっ‥‥あぁっ‥‥やっ、イクっ‼︎‥‥あぁぁっ!‥‥」
「俺もっ‥‥イクよっ‥‥あっ‥‥ロウっ‼︎」
2人で果てるとロウを壁に持たれ掛けさせる
力の抜けたロウは床に崩れ落ちそうになった
手で支えながらロウが床に手をつく
その身体を浴槽の縁へ掴まらせる
「‥‥ハァ、ハァ‥‥ハァ‥‥ハァ‥‥」
へたり込んだロウの腰を持ち上げる
息が上がり、縁に腕を掛け顔を埋めている
尻を左右に開き、また俺を中に沈めていく
「‥‥うぁっ!‥‥ロレさ、待ってまだイッたばっかっ‥‥あぁんっ‥‥ぁ‥‥」
「凄く締まるね、ロウ。もう一度イカせて‥‥」
「あぁ‥‥やぁっ‥‥あぁんっ‥‥」
これまでの分を取り戻すかのようにロウを抱く
それより
不満や不安をロウヘぶつけていたのかもしれない
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