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なんとなく思った。
本当になんとなく、この人生に価値はあるのだろうか?と。
周りに迷惑をかけるだけの自分が生きる意味はなんだろうと。
朝日がカーテンの隙間から差し込んだ。
時計を見れば………
なんともう、8時。
完全に遅刻した。
ダラダラ寝すぎたかな?
だって眠たいし眠たいし眠たいんだもん。
仕方のないことだ。
そこから着替えて着替えてなんかして、用意ができてから家を出た。
ちなみに現在時刻が……え?もう8時半?
まぁいっか。どうせ8時に起きた時点でもう遅刻だし?
あれから急いでも何に意味もないし?
という訳で、私は急いで(全く急いでないけど)学校に行った
静夢「おはよございます」
先生「海中さん!いつになったら遅刻せずに来るのですか?!」
静夢「え…と…そのうち?…です…」
やっぱり怒られた。
だから学校には来たくないのに…
先生「いつもそのうちと言っているじゃないですか!それで来たことは1度でもありましたか?」
静夢「あった…かもしれないです…」
嘘だけど…
先生「どっちなんですか?!はっきりしてください!」
静夢「え…と…すみま…せん…」
先生「ともかく!貴方は来てるかどうかよりもはっきり喋れるようになってください!」
静夢「す…みません…」
先生「ともかく。席についてください。」
教室の席は6✕5で2人足りないから、28人。
私の席は前から3番目、右から2番目の席。
左右上下に人がいる最悪な席。
クラス内に友だちという存在はいないし、喋ることもない。
そもそもを言えば私は人見知りだし…
そんな事を考えながら、授業を受けた。
休み時間特にやることのない私は、廊下をうろちょろしてた。
していたら前から人が来ていたようで、
ぶつかった。
???「いっっっっっったぁぁぁぁぁぁっ!!」
静夢「あ…わ…えと…ごめんなさい…」
???「わっ!全然大丈夫!それよりそっちこそ大丈夫?」
静夢「え…あ…はい…大丈夫…です…」
こんな風に心配されたの、初めてかも?
ぶつかったら私が悪いみたいに言われるし…
???「あ!そ〜言えば、貴方、名前は?」
静夢「え…え〜と…海中…静夢…です…」
???「へぇ〜。静夢ちゃんか!私、夏咲妖花っていうの!よろしくね!」
静夢「え…あ…うん…よろしく…」
生徒「え〜?妖花ちゃん静夢とは仲良くしないほうがいいよ〜www」
変な奴が絡んで来た…最悪
妖花「え?どうして?」
セイト「だって海中さん、呪われてるらしいよ〜ww」
あぁあ。こうやって皆私を避けていくのか。
きっと夏咲さんも私が呪われてると思って…
妖花「静夢ちゃんは呪われてなんてないよ?」
生徒「は?」
妖花「だから!静夢ちゃんは呪われてないの!」
何を言ってるのだろう?
だって皆そういうから…この人もそう言うのかと思ってた。
でも違った。
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