まふゆ視点
まふかな、ほなかな(多分)
卯花ロク様 独自、通学路にて
曲パロです
まだ下手です
「 キーンコーン… 」
校舎の前。夕暮れの中で鳴り響く最後のチャイム。
冬が近づいてきている。それを知らせるように、冷たい空気が横切る。
その所為で凍えた手。カーディガンの袖を引っ張って、手のひらにかぶせた。
「 はぁ……… 」
息を吐いた。
それから、想い返す。
あなたの手の温もり。温かさ。
そして__約束ごと。
「 ___絶対、救ってみせるから 」
絶望した私に、あなたは告げた。
呪いの始まり。
ふたりで、お互いに呪いをかけた。
春、夏、秋、冬。
何回も巡る季節。
どれだけ季節が巡っても、あなたはいなかった。
救ってくれなかった。
それでも、私は
____あなたに、救って欲しかった。
× × × × × × × × ×
「…それでそれで、一緒にショーしたんですけど…」
鳳さんは、やっぱり元気だな。
教室の入り口付近でぴょんぴょんと飛び跳ねながら、楽しそうに話している。
今は、鳳さんからブライダルフェスタの話を聞いてるところ。
…奏のこと、もっと沢山知っておきたかった。
「 ……ん? 」
ふと、望月さんと目が合った。
…そういえば、望月さんも一緒に行ってたんだっけ。
いつも家事代行で一緒にいるし、今度話してみようかな。
「 …朝比奈センパイ? 」
「 ……あ 」
気付いたら鳳さんの話、すっかり聞き流していた。
「 ごめんね。続き、お願いできる? 」
「 ひ…!…っじゃなくて、はい! 」
また、怯えてる。
そんなに先輩と話すのが怖いのかな。
…なんて考えていたら、あっという間に時間が過ぎていた。
「 …あ 」
「 ごめんね。予鈴、鳴っちゃった。 」
そんなことを言って、教室に帰る。
席に座る。
しばらく座ってなかったから、微かにひんやりとしていた。
授業がはじまるチャイムが鳴る。
…気付けば、かなり時間が経っていた。
自習室で自習していると、最終下校時刻を知らせるチャイム。
外を見ると、空はすっかり夕焼けに染まっていた。
昼と、全然景色が違う。
…そんなこと、考えている場合では無かった。
「 …片付けなくちゃ 」
そう呟いてスクールバッグを触っていると、廊下を歩く望月さんと目が合う。
…今日は、やけに望月さんと目が合うな。
そんなことを思っていると望月さんはすぐに目を逸らして何処かへ行ってしまった。
私も、早く帰らなくちゃ。
× × × × × × × × ×
「 ただいま 」
「 おかえり、まふゆ 」
今日も、いつも通り。
挨拶をして、笑ってみせた。
中身は、空っぽなのに。
心が満たされているフリをして、少し急ぎ足で部屋に戻る。
こんなに感情が溢れてしまってるのに、どうしてか。
救って欲しい。
そんな気持ちだけ私の中で根強く残っていた。
どれだけ苦しくたって、胸が痛くなったって。
奏のことが、好きだから。
× × × × × × × × ×
「 …寒くなってきたね 」
「 そうだね 」
夜。どうしてか私は、奏といた。
今日、ついさっき初雪が降ったばかりで。
地面には、浅く雪が積もっている。
寒いから、と、奏はマフラーをつけている。
風で揺れるマフラー。
顔にかかった髪の毛を、手でかき上げた。
そんな姿も、美しく見えた。
近くの壁にもたれかかる。
布越しでも、冷たかった。
「 ……奏は 」
「 ……… 」
「 …どうしたの?まふゆ 」
咄嗟に出た言葉。
奏は____ズルい人。
私の“好き”を、人質にして。
こんなにズルいのに…
奏の気持ちは、まだ…わからない。
言葉に、してくれない。
「 ……なんでもない 」
「 …? そっか 」
嗚呼、どうして。
奏は……そんなにも。
いつまでも約束を果たす日が来ないのに、
いつまでも、美しい。
もしも、いつか救ってもらえたら。
奏と沢山、話したい。
一緒に笑って、怒って、悲しみたい。
今まで分からなかったこと。
全部、掬い上げて欲しいな。
そして____
ずっと、隣にいて欲しい。
× × × × × × × × ×
流行りの曲。
習った定理。
友だった人の顔。
記憶から、溢れ去ったけど。
底に残った、あなたとの記憶。
輝石が____
あなたとの、
約束。
いいや、
呪い、だった。
× × × × × × × × ×
私の人生は、真っ暗だった。
好きなものも、嫌いなものも、楽しいのかも。
何もかも分からなくって、
でも、なぜか苦しくて。
いつの間にか、雁字搦めになっていた。
…だけど。
そんな人生を照らしてくれた、一つの星が。
私を、そっと見下ろしていた。
私に、“選択肢”を与えてくれたんだ。
だから、ね。
いつか、届くといいな。
この、想い。
「 ……あ 」
「 K。 」
「 少し__聞いて欲しい。 」
ナイトコード越しに…だけど。
これで、けじめをつけたい。
いつか、届けたい。
届かないんだろうけど。
私の気持ち。
沢山、伝えてみる。
…“好き”って、言わずに。
今は、それでいい。
両想いなんて……望まない。
ただ…救って欲しいだけ。
「 雪…… 」
「 …ありがとう。わたし…… 」
「 …K? 」
「 ………ごめんね。雪。
ちょっと、用事できちゃった。少しミュート
するね。」
「 うん。…分かった。 」
奏のこと…沢山知りたいし、奏にも知って欲しい。
…欲深いのかもしれないけど
いつか、絶対に、救って欲しいんだ。
救ってくれるって、信じてる。
だから私は___待ち続けるよ。
あなたの迎えを信じて。
頑張りました。
下手だけど。
一応、ナイトコードでの活動とか制限される前のまふゆって設定だけど、ブライダルフェスタって言う最近の話題が出てしまった。
他に奏とえむちゃんの繋がりないからゆるして
元が恋の歌だったから恋の要素ブチ込んでみたけど恋愛要素全然無かった
あとなんか後半ポエムみたいになっちった
ほなちゃんのときもそうだったっけ
知らん
てか、ほなかな要素無かったわ
卯花ロクさんの曲最高!!
レオニの書き下ろしもしたんで!
いっぱい聞いてね!!
あとこれ前のほなかなの曲パロのやつ見たらすごい楽しめると思う!!多分!!!
一応対応するようにはしてるけど、あんまりほなちゃんの要素無かった
じゃあ楽しめない()
まぁいいや
👋
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