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翌朝、寝不足故のダルさが来た
体が重たいなぁ、
そう思いながら俺は寝室を出た
「おはよ、朝ごはん出来てるから」
朝ごはんはジャムの塗られたパンとコーンスープ
スクランブルエッグとサラダもあった
「いただきます」
コーンスープを飲む
出来たてでとても暖かい
「今日の塾、休みにしておいたから。それと今日のあなたの過ごし方には何も触れない」
「ありがと」
「そのかわり、結果が着いてこなかったら分かるよね?」
「はい、頑張ります」
「毎週木曜日、木曜日だけだからね」
一週間に一回、自由な時間
全く実感がわかない
「ほら、ボケっとしてないで早く食べなさい」
「あ、うん」
勇気をだして周りに言ったら、望んだものが手に入った
それだけで心が救われた
「行ってきます」
外の寒い空気に冷やされるまで僕の興奮は止まらなかった
「おはよー!!」
クラスメイトがお話しているのを背中で聞きながら参考書を開く
いつも通りの過ごし方だ
あ、あの人探さなきゃ
ふと思い、本を閉じて周りを見た
春風鈴華さん
いつもトップを取っている人
あの人はどうやって満点を取っているのだろう
そんなことを考えながら周囲を見回す
あれ、いない?
不思議に思い、近くの人に聞いてみた
「あの、春風さんってどこいるか知ってます?」
「さぁ?休みじゃない?」
「休みですか、どうしたんですかね」
「ま、どーせサボりでしょあの人定期的に休んでるじゃん」
「そーなんですか!?」
普段周りに一切興味がなかったから初めて知った
「そうだよ?知らなかったの?」
「はい、教えてくれてありがとうございます」
「いえいえ〜」
てか、あの人って喋れたんだー笑
初めて声聞いたよね!笑
そんな声が後ろから聞こえる
休みか、なら仕方ない
ズル休みしてるのか、
それでも満点取っているのか
羨ましいと言うか嫉ましいと言うか
そんな気分になりながら席へ戻った
「おはよー、SHR始めるぞ」
担任の教師がやって来た
「さっさと座れー」
「はーい」
そう言いながら後ろにたまっていた女子達が席へ行く
SHR中は参考書読めないから暇なんだよなぁ
そんな事をかんがえながら先生の話に耳を傾けていた
いつも通り授業を受け、放課後
俺は高校に近い家だから歩いて帰る
というかそもそもここの高校は自転車で来ている人の方が少ない
大群の流れに押され帰路を急いだ
春風
ふとそんな表札が目に入った
ここ、春風鈴華さんの家?
ガチャ
ちょうどその時ドアが開いた
出てきたのは僕の母より少し若い年齢に見える女性だった
「どちら様ですか?」
「あ、えっと、ここって春風鈴華さんの家ですか?」
「えぇ、そうですがあの子の知り合いですか?」
「えっと、クラスメイトでして」
「あぁ、なるほどね!」
「今日春風さん、どうしたんですか?」
「えーと、これは言っちゃっていいのかな?」
躊躇いがちに口を開いた