この作品はいかがでしたか?
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捏造、nmnm小説です。
苦手な方は回れ右をお願いします。
大丈夫な方はどうぞ
(ここは恐らく夢の中なのだろう)
ひとらんは急に現れた昔懐かしい景色を見て呟く
手はいつもより小さく豆も無い
柔らかくぷにぷにの手のひらと頬。 推測するに恐らくまだ5,6歳だろう。
(なんでここに…)
と、戸惑いふと空を見たそこには、
遠くに見える夕日に照らされた高く、黒い山、オレンジ色の空にどしっと構えた富士山が見える。
そして、周りには夕日に照らされて少し反射している田んぼの水が眩しく光っている。
(ああ…好きだなぁ…)
子供の頃から大好きだったこの景色。
さっきの戸惑いも忘れてうっとりとしながらそれを眺めていると
「一蘭!!何をしているんだ!!」
後ろから低い声が響いて聞こえる
それにひとらんはヒュッと息を吸い
ギギギギっとブリキのように首を回す。
「ち、父上…」
少し怯えた高い声で発した言葉。
少し遠くに着物を着て仁王立ちでたっているがっしりとした体つきの男性。
これがひとらんの父。
「お前、少し目を離した隙にこんなところまで来て!!」
そう言いながらズカズカとこちらえ来る。
ひとらん、幼少期のひとらんは本能なのかとても体が震えて足がガクガクしている。
(この…糞親父…)
本能に逆らえず頭の中で父を睨む
ボカンッ!
近くへ来たと思えば頭を思いっきり殴られる
「い”っ!!」
ドサッとその場に倒れ込み頭に手を当てる
「それでも私の子か?そんな底辺のようなクズは私の息子では無い…私の子であるならもっともっともっっと優秀だ!!!」
「なのに…なのに!!なぜお前にはできない!?何故!?!?こんな父と母に恵まれておきながら!!なぜそんな馬鹿な頭になる??なぜ何も出来ないのだ!!」
「私のように剣術はろくに出来もしない!!蘭のように頭も良くないとは!!ろくでなし!!その挙句に逃げ出すなど!!赤っ恥をかくのは私なのだ!!クズで馬鹿なのだから少しは低脳なりに働け!!!」
そう罵声を浴びせられながら
ひとらん(幼少期)は頭を守りながら蹲り「ごめんなさい。ごめんなさい。ちゃんとします。次は逃げ出しませんごめんなさい…許して下さい…もっともっと働くから……」
ボロボロと涙を流しながら呟く
(……)
本能なためひとらんは頭の中で呟く以外できずずっと沈黙していた。
そしてこちらを見下げる父を見ながら恨むのだった…
お前させいなければ…
お前さえこの世に居なければ…
俺はもっともっと……もっと!!!…
コメント
5件
らんらーーん、、、、毎回神作ありがとうございます!