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渡辺side
いつの日だったっけ、1週間くらい前か?
俺の家でヤって、もう寝る寸前というところで照が、独り言のように声をかけてきた。
いわ)……翔太、寝た?
俺は起きてはいたけど、なんとなく寝たふりを貫いてしまった。
照が少し体を起こしたのか、布団の隙間から冷気が入ってくる。
いわ) しょうたぁ……、俺…もう、げんかい……。
早く……、俺を解放して…………っ
は……?何が…?
てか、照、泣いてる?
つい声をかけそうになってしまうのをグッと堪えて照の動きを待つ。
すると、照はもぞもぞと動いて、また俺の腕の中に収まる。
腕枕をしている俺の腕が照の涙で濡れたような気がする。
なぁ…、俺、いつからお前のこと苦しめてた?教えてくれよ…………。
俺は照を包みこむ腕に少し力を込めた。
そういえばこんなことがあったのを思い出した。
それに、さっきの、
『おれが…、好きでもない相手に、かんたんにっ、からだ差し出す奴だと思うなよ…っ!』
泣きながら訴えてきたあの言葉。
あれって…、そういうことだよな…。
いつから照は俺のことが好きだったんだろう………。
俺……、相当傷つけたよな、ずっと涼太のこと相談してたし…。
って、今こんなことゆっくり考えてる場合じゃない。
とりあえず照を追わないと!!
そう思い俺は走り出した。
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